2012-08-01から1ヶ月間の記事一覧

与えると与えられる: 一方から他方に物や言葉が動く状態とその逆

自分の方から相手側に動く状態は 「物」であろうと「言葉」であろう と同じ「音、言葉」で表す場合がある ようです。自分の方から相手の方に 向う言葉は「言う」で逆は「聞く」 です。言うと似た表現に「注意する」 がありますが、注意を「与える」とも 言い…

浅ましい姿を見せる時: 非常事態と朝飯前

非常事態を宣言されたら先ず最初に 「危険な」場所を確認して、そこから 遠ざかる事でしょう。どんなに「asama= 浅ま」しい、姿だと言われても気にせず に先ずは逃げる事です。火山は「恐い存在」 です。そこが近い内に爆発するとの予想が 発表されたら危険…

ダングトuナティン: 悪い境遇でも断固として

「どんな悪い状況になっても」 「悪い事はしてはいけない」と言い ます。詰り いつも「良い事をする」 ように心がけ なさい言う事です。 どんなに酷い状況になってもは 名護方言では「dangutu=ダングトu」 ナティンと言います。衆寡敵せず、 敵は千万人と言…

うっちゃり、うっかり、ウッチャン・ナギレー、ウターリン

相撲では押し気味で優勢だった力士が 相手の力士の体を「通り過ぎて」自分 が先に土俵を割る場合があります。その ような時には「utt,ari=ウッチャリ」で 負けたと言います。予定の時間をかなり 「過ぎても」会合に来なかった人にどう したのと聞くと「ukka…

シムンナーと月見れば

もしあなたが月を見たなら、私もそうだが、その時は いつも物悲しくなるかもしれません。「tukimi=月見」 の言葉には「もし=仮定法」の意味があると思われます。 これだけの準備をしたので、こういう事をしたいと資料を 全て揃えて「これでいいですか」「…

ツクラチ・メー: 作らせてご覧

大工に家具など物を「作らせて」みると その「腕が分り」ます。その腕を「信用」 して「tukutte=作って」くれと頼めます。 試しに作って貰う、「作らせて」みなさい の名護方言は「tukulati=作ラチ」メー と言います。アッカド語では次の通りです。 tukult…

人と否定を表すnu と mu 、謀反、謀反人

否定を表す言葉の食わぬの「nu=ぬ」 は「mu=む」の音に変化する場合も あるようです。同じ意味の二種類の 言葉を並べて意味を強調する言葉が あります。「mu=謀」反は「謀= mu=反=反対する=背く」です。 「hara=腹=bara」には「腹黒い」 と言う表現…

丹念に調べた後で信用出来ると信じる

沖縄では本土から来た人で不動産取引 の会社を作り、僅か半年でかなりの金 を集めていつの間にか姿晦ました業者 がいます。沖縄県人は騙され易い人が 多いのかもしれません。不動産取引など 大金が動く場合には取引をしたい会社が どういう会社か特に「tam=…

情けは無用

情けは無用と言う諺があります。節介は要らない と言う事ですので「情け=nasake=無用=要らない =拒絶する」と推測出来ます。この言葉も同じ意味の 二種類の言葉を並べて言葉の意味を強調しているのが 分ります。人のやり方に「難癖を付ける」のは相手の …

蔑む、反対する理由を探す、頭を冷やせ

反対する理由を「sagasi=探し」それが見つかると、 それを言って「反対」するのが普通の人でしょう。 探すの名護方言はサガフンですが、首里方言では 「sagsum=sagasun=サガスン」 です。それとも これは良い意見ではないと自分が「sagesumu=蔑む」 意見…

死と市

なぜ死と市は同じ音なのでしょうか。 死ぬのは「入滅」と言います。滅亡 は死ぬ事ですので、「入=滅」です。 入の訓読みに「iri=入り」があり ます。「iri=入=滅」と推測出来 ます。昔は麻疹で亡くなった人が 多かったと思われます。沖縄方言 では「irii…

ケーブー、外から内への動き、収容、収穫、収入、周辺、

自分の居る場所を四角や丸で「gurguru=グルグル」と 囲みその「囲みの中に沢山入っている、入ってくる」 状態を表す言葉には「erbu=erve=arve」の音が含ま れているようです。負けた人は勝った人の「手に落る」 と言います。敵の手に落ちた城は「落城」し…

苦海と極端

苦海と極端は同じ状態を別の言葉 で表現しているのかもしれません。 この世が、「終った」らあの世に 行きます。この世の「ku=区」切り、 「境界線を越す」事が「ku=苦」海 「入り」です。昔の人は海を突き進むと 最後は滝のようになっていてそこで 引き返…

是非いらっしゃい: お近づきの言葉

お家にいらっしゃいと言う事は仲が良い、 「近い間柄であるか、最近そうなった」 状態でしょう。「お近づき」の印に お家に「zehi=是非」いらっしゃいと 言うのはありふれた事ではないでしょう か。是非の「ze」の音は変化し易い音の ようです。「ze=t,e=…

白い、白い子、しらふ、白拍子

白い、白子は語感から判断するとしらふ と関係があるようです。白いを分析すると 「良い=白=siro」と「roi=leu=eu=良い」 に分析出来そうです。白子=silako=sileuko =sileukos=白い子=白」かもしれません。 ギリシャ語では「eu=優=優秀=良い」 …

アップアップと阿鼻叫喚

とても「苦しい」状態はアップアップ と表現します。 泳ぎに行って「溺れ そう」になると「苦しく」なり「叫ぶ」 でしょう。その状態は「appu appu= アップアップ」と表現されます。漢語 を使うと「appu=abi=阿鼻」叫喚です。 アップアップしている時でも…

七夕とヌバタマ: 七夕をタナバタと読ませる理由

なぜ七夕と書いて「七=ta」「nabata=夕」 と読ませるのか、アッカド語を学んでやっと 分ったと思っています。北京音では「七=ti」 ですので、「ta」行音は七と見なして良い でしょう。「暗くなる」時期、物が「黒く」 見え始める頃は「夕暮れ時」です。日…

アスディ暮フン: 遊んで暮す

遊んで暮す人はお家の周りをグルグル歩き回って いるだけではないようです。「足」を「伸ばして」 或いは「舟を漕ぎ」遠くまで行くようです。「手足 を大きく広げる」と「速く歩く」か「走る」か舟を 「櫂で漕ぐ」形になるでしょう。 「遊んで」暮す のを名…

谷茶前ヌ浜

沖縄や沖縄の音楽に詳しくない人は 「tantia=谷茶」が「内陸部にある」 か「海に面している」か分らない でしょう。しかし「tanto=タント= 沢山」の意味が分る人は内陸部か 海浜かすぐに予想がつきそうです。 水が「tanto=タント」ある所は「海」 です。…

婿、姻戚、ケチ、証人など

沖縄では結婚式には新郎側も新婦側も 沢山の人を結婚披露宴に招待します。 結婚披露宴で会社の同僚に会ったり すると、君は「どちらの方か」、新郎側 と親戚か新婦側と親戚かと尋ねます。 名護方言はダーヌ「パターヌ=pata'nu」 チューガルーと言います。首…

厄介者

動物は大きな音や高い音を 聞いても驚くだけで、不愉快 には感じないと推測されます。 大きな音や高い音を「不愉快」 だと思うのは「人間だけ」では ないでしょうか。そのような 「不協和音を出す人」は「邪魔者、 厄介者」扱いされるでしょう。アッカド語と…

選手、選ばれた人、son, person,

「選ぶ=choose」の過去形、既に「選ばれた」人は「chosen」です。 息子はsonで、人は person です。 殿は dunuから dun の音に変化して います。人は「 nu →n 」の変化形で表されると仮定すると英語の person, son などはそれに該当します。人間から見たら…

一緒に寝ると寝首を掻かれる恐れがあります

戦国時代までは敵と同盟する為に自分の 娘を敵将の息子に嫁がせる場合があり ました。非常に稀ではありますが、その 娘が夫となった敵将の息子の「寝首」を 「掻く=kaku」事があったようです。 「寝る=寝首を掻く=殺す=敵」と考える 事は一般に行き渡っ…

ニームゲーリン: 腹が煮えくり返る

「腹」が「煮えくり返る」のを名護方言では 「胸=ニー」「ムゲーイン=muge'rim」と 言います。友達とは腹が煮えくり返るような 事は少ないでしょう。「敵意」を感じている 人とはしばしばニー・ムゲーイン思いをする のでないでしょうか沖縄方言では「r」…

クルクル、ぐるっと回るとつるっと滑って転ぶ

クルクル、ぐるっと回ると言う表現と つるっと滑って転ぶ、転び回るを比べる と「kuru=curu=guru=turu」と推測出来 ます。「来る=kuru」の表現は名護方言 では「来た=tian=チャン」に変化します。 「k=g=t」の変化に気づきます。ツルツル 滑るとひっ…

チルヌギンとイルヌギン: 敵を知り己を知れば

期待していたのに思い通りにいかないと 「がっかり」します。「元気が失せ」ます。 そのような時には名護方言では「筋=チル」 「ヌギン=nugin」と言います。戦いに負け ると「真っ青」になる人がいます。名護方言 では「色=ilu=イル」「ヌギン=nugin」 …

イジカラドuワカイル: 現場に行って調べてみて始めて分る

自然災害などとても酷い災害らしい、 現場に行ってその現場を見ないと全貌 が掴めない、行ってから調べてみて始め て、どうなっているかが良く分るのを 名護方言では、「igi=イジ」カラドu 「分=ワカ」イルと言います。調べに 「行きます」、「行って参り…

意見がぐらつく人

左に掲げた意見に賛成したと思ったら いつの間にか右の意見に変る態度を見せ 始めたらその人の意見は「gura=グラ」 ついていると言います。 左から右に 「guru=グルッ」と「向きを変える」 態度です。ぐるっと向きを変えるも 同じ意味の二種類の言葉を並べ…

泥縄式: 泥棒と縄をかける

泥棒を見て泥棒を捕まえてから縄を綯う やり方を「泥縄」式と言います。これも 「悪い状態」表す音への当て字と考え られます。悪い状態を表す言葉に「dulu =dolo=泥」沼状態があります。「dulu= dolo=泥」の音は色々な「悪い」状態を表す ようです。泥…

頭の数に入れる: : 頭数に入れる

何人いるか人の数、人数を頭数と言いますが、これは 間違った省略の仕方と思われます。頭数は「頭の数」 と言うべきだと思います。「頭の=atamano=atamanu =人間=人=人それぞれ=各個人」ならば「頭の」数は 「人数」になります。「誰なの」の名護方言…