2012-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ヌー、ルー、チュー : 人を表す沖縄方言

「何もしない人」は名護方言では 「ヌン・サン」「ヌー」で、次男は 次男「ヌー」です。「nu=人」です。 主人も同じ意味の二種類の言葉を並 べて新しい意味の言葉を作っている と考えられます。 即ち「主=人」 です。「nusi=主」には人のを表す 「nu」の…

怯む: 気が弱くなりどおどする、しり込みする

日本では「h」の音を「s」の音で発音する地域が ありますので「怯む=hilumu=silum」です。現生で 悪い事をすると死んだら「api=abi=阿鼻」叫喚の 地獄に行くという話の絵図を見せたら「恐く」なり 「怯んで」悪い事をしなくなるかもしれません。沖縄 で…

名護市久辺

名護市の喜瀬から東江は昔はカーブが 多かったです。それで名護の七曲りと 言われていました。宜野座村から東村 にかけても曲がり角は多いと思われ ます。久志、豊原、辺野古は「kube= 久辺」三区と呼ばれています。辺野古 には沢山の坂があり「上り下り」…

危ない、潰されそうな状態

現在の日本の財政状態は「hippaku =逼迫」していると言えるでしょう。 ギリシャのように日本が「潰れ」 そうな瀬戸際に立っていると言え そうです。相撲では相手に「潰され そうな」姿勢は「へっぴり=heppiri」 腰と言います。「heppa」行音は 「潰れる、…

ムターチ・ターへー: 持たせてあげなさい

親戚の子が久しぶりに尋ねて来たら 帰る時にはお土産を持たす場合が多い でしょう。その子が受け取るのを渋る 時には「半分」でも良いから「持って 帰りなさい」と言います。それでも渋る 時には尋ねて来た子供と同じ世代の 自分の子供にお土産を「持たせて…

軍配: 尺度を計る道具

軍配は行司が持っている道具で、勝負 が決まった時に勝った人、勝者の方に 差し出して誰が勝ったかを示す道具です。 有罪か否かを判断する裁判官やストライク かボールか、セーフかアウトかを判定する 野球の審判のような役目を果します。そう 考えると「軍…

渚と葉月

今日は女の子の名前「nagisa=渚」と 「haduki=hazuki=葉月」について 考えてみましょう。「渚」の「nagi」、 「naga」行音は「naga=流」れる 「水」に関係がある事は前から 知っていますので、先ず葉月の 「hadu」について見てみましょう。 9月には「回…

ミークス、ピークス: 目糞鼻糞を笑うの新解釈

目糞鼻糞を笑うと似た表現と言えば 五十歩百歩でしょう。「少ない点では 似ているが大差がない」状態を表して います。問題は「何に関して」「大した 違いがないか」でしょう。「収入の多寡 を憂う」のではなく「収入」の等しく ないのを憂う」と言うのは共…

抱っこ、脱臼、唾棄する: 動けない、器官が機能しない、バラバラに別れる

動けない、器官が機能しない、部品や人間、 組織がバラバラの状態になる「悪い」状態は 「daka」行音で表されます。関節の骨が 「dakkyu=脱臼」したら「歩けない」か 手を「動かせない」でしょう。自分の 嫌いな人のやり方は「daki=唾棄」する でしょう。…

言葉で言い表されない程の酷い災害・災難

論より証拠と言います。人を評価する時 には「lum=lon=論=言った事=言葉」 より「為した事、した事」で評価しなさい と言う事です。「lum=言葉=言う」で 表現「出来ない=nu」のは「lumnu=言え ない=言葉にならない」です。「言葉で 言い尽くせない…

カマスとぶちかます: 米など穀物を入れる袋とやっつける

最近は殆ど見かけませんが、昔は良くカマスを見ました。 米などの穀物はカマスに入れられていました。喧嘩相手 を一度ぶち「かます=kamasu」と相手はこちらの言い なりになる場合が多いようです。自分に「跪いて言う事 を聞く」ようになります。 アッカド語…

溺れる物は藁をも掴む: 草鞋と童

草鞋と童は同じ音の「wara」を含んでいます。 「意味も同じか似ている」と考えるべきで しょう。草鞋は「足に履く物」、「足裏に 接する物」です。一番「下」にあります。 「小学生」は児「童」と言います。「小さい 子供」が児童です。「wara」の音は「低、…

柘榴と敵は侮れ無い、天晴れ

「柘榴」は二つに割れます。そのような結果を敵に与える 武将は天晴れと言われるでしょう。「柘榴」は「侮り 難い敵」を表すのではないでしょうか。 メソポタミアの 北に「ザクロス」山脈があり、そこに住んでいる部族に メソポタミアの民族は何度も攻められ…

収穫 : 落果物を拾うか実や穂を刈り込むか

稲の収穫には鎌で刈りますが、「刈る=karu =ciru=curu=切る=cut」です。切るの音読み は「切開」の「she=se=切」です。切開も 収穫も「sha=sa」行音です。切るの名護方言 は「kin=キン」です。収穫は切る、刈るだけ では終りません。自分の倉庫まで…

チュー: あいつとこいつ、ウチナンチュとヤマトゥンチュ

沖縄方言では「人」は「tu=tu'=チュー=ト=人」です。 沖縄の人はウチナンチュ、大和の人はヤマトンチュです。 こいつとあいつの「つ」も「tu=人」です。「ta=tha= sa」の変化を考慮に入れると英語の「人」には「son, se」の音が語尾に付いているのに…

フルワーフン: 大きく育てる

自分の「子供」を「大きくなるまで育てる」 だけでなく、子豚を買って来て「大きくなる まで育て」それで家計を助ける場合もあります。 私が小学生のころ母はそうした事があります。 「子供を大きくなるまで育てる」のを名護方言 では「huru=フル」ワーフン…

神は居るか、おらぬか、要るか、要らぬか

神は居るか、おらぬか、要るか、要らぬか既に大昔に論争 になった事があったようです。仲間に「入れて」下さい、 の名護方言は「illiti=イリティ」ターシミソーレーです。 そうお願いする相手は「組織の長」でしょう。アッカド語では次の通りです。ilu = …

悪童は悪い事をする

飽きるの文語は「aku=飽く」です。飽きる、飽くは 「動詞」です。余りにも「する」時間が長い時や「する」 回数が多い時に「aku=飽く」と言います。 英語でも 「act=akt=行動=行う=する」です。日本語の飽くと 英語の act は同じ語源から派生したかも…

別れの言葉、未練を断ち切る言葉: 達者でな

今後一生涯或いは長い間会えないだろうと思う人と 「別れる」時に言う言葉は「tar sha=tassha=達者」でな です。「別れ」は二人以上の仲が「切り裂かれる、切り 離される」状態を表します。切るを「tar=ta=断」ち 「切る」とも言います。二種類の言葉を…

ニッタ、ターヤン、ダルガヤー、貴方たちは?あなたは? 誰?

見知らぬ土地に来て知人のお家を尋ねる時 には大凡の検討を付けた場所の近くで見つ けた見知らぬ人に「声をかけて」正確な場所 を「尋ね」ます。その時にかける言葉は沖縄 方言では「salu sali=サリサリ」です。道を 歩いている時に見知らぬ人、記憶から失…

アガカン: 思うように前に進めない、失敗か?. 負けたか?

サッカーでも戦争でも前線が「前に進めない」なら 「負けている」可能性が高いです。「前に進めない」 「物事がうまく捗らないで困っている」状態を名護 方言では「aga karn=aga kan=アガカン」と言い ます。アガカンのンは「n=nu=否定」ですので、 「ag…

背縫い、背抜き、背に腹はかえられない

背は裏側、見えない部分です。敵対するのは 敵です。敵は考え方が「逆、反対」の人です。 自分たちの考え方に「背き」味方から離れる と敵になります。「敵、背、逆、反」は同じ 概念、意味だと推測出来ます。「se=背を 向ける、背反する」「nu=〜しない」…

アリアリとサリサリ 知人と偶然会った時と見知らぬ土地で見知らぬ人に声をかける時

知人と偶然道で出会った時には沖縄方言 では「allu ali=アリアリ」と呟きます。 「si=知」らない土地で知らない人に声を かける時には「s」を前に付けて、「sali= さり」気なく「sallu=然る」べき人に 「salu sali=サリサリ」と声をかけて から尋ねたい…

野辺の送り

「野辺」は沖縄県方言式に発音すると 「nube=ヌベ」になります。「nu=嫌、 否定、無」ですので「be」は何を表すか 検討してみましょう。シュメール語辞典 を見ると「be= どんどん小さくなる、 身を引く」です。日本語では同じ意味 の二種類の言葉を並べて…

錦を飾る、錦鯉、名護市の西区

東京で「成功」してから故郷へ「nishiki=錦」 を飾って帰ると言う表現があります。鯉の中 で「最高の品質」の鯉は「錦」鯉です。名護市 には「nisiqu=西区」があります。名護では昔 から西区と南区は西と南には無いので他所の 村から来た人は困ったようで…

デーダカーとデーヤシー: 高い物と安い物

沖縄方言では「値段が高く」て買うのを 「諦める」のがデーダカーで、買おうと 思えば幾らでもいつでも買える「安い物、 品質が劣る物」は「dia'shu=de'iashi= デーヤシー」言います。アッカド語では次の通りです。 dia'shu = 品質の劣る物、英語では of …

直ぐ下と直下型地震

直ぐ下を直下と言うのは良くない言い方と思われます。 日中辞典に直下を入れても中国語は出て来ません。「sugu =直ぐ」下は「直ぐ=sig=下」と考えられます。即ち同じ 意味の二種類の言葉を並べて言葉の意味を強調していると 考えられます。直ぐの名護方言…

幣、作法、作為、作り笑い

旅に出る時に無病息災を祈りお祓いをして貰う時に 神官は「nu-sa=幣」を使うようです。「nu=無」 ですので、幣の「sa」は「病気」、「sai=災」害、 「作り笑い」、「saku=作」為の「sa」と考えられ ます。作為の作は作法の「sa=作」です。「sa= 悪い、…

弱冠、若干、弱肉強食

若干や弱肉強食の「ziaqu=ziaku=若、弱」もアッカド語 への当て字だと考えられます。若い人は成年や年寄りに 比べて年齢が「少ない」です。弱い人は強い人や普通の 人に比べて出せる力が「少ない」です。強い香りは充満 しますが、「弱い」香りは「漂い」…

盧舎那仏とウズメ: 盧舎那仏とウズメは稗田阿礼のような男女

古事記には「uzume=ウズメ」が出て来ます。ウズメは巫女と思われます。その主な仕事は 稗田阿礼のように先祖伝来の物語を子孫に語り継ぐ事ではなかったでしょうか。 「lushana=盧舎那」仏は仏陀の教え、言葉を分り易く布教する輝かしい業績 を残した修行僧…