泥縄式: 泥棒と縄をかける

泥棒を見て泥棒を捕まえてから縄を綯う
やり方を「泥縄」式と言います。これも
「悪い状態」表す音への当て字と考え
られます。悪い状態を表す言葉に「dulu
=dolo=泥」沼状態があります。「dulu=
dolo=泥」の音は色々な「悪い」状態を表す
ようです。泥の沖縄方言は「dulu'=ドuルー」
です。泥縄式は「dulu」に「悪い、拙い」
意味が含まれているのが分ります。忍者
は「ドロン」と消えてしまうそうですが、
泥棒がドロンと消えてしまっては困ります。
「dulumku=dolomko=ドロンコ」遊びは
遊んでいる本人たちは喜びますが、親は後
の洗濯が大変でしょう。恩を受けた人、
恩人に恩を仇で返すような「酷く悪い」
態度は後足で「砂」をかけるですが、元々
は後足で「dulu=dolo=泥」をかける、
だったのではないでしょうか。

シュメール語とアッカド語は次の通りです。

DULUM = 悲惨、綯った縄で作った網で罠を仕掛ける、非常な苦労をして、せっせと働く、シュメール語、
英語では misery, toil

dullulu = 間違ったやり方をする、圧迫する、抑え付ける、動けないようにする、捕まえる、英語では to do wrong, to oppress


dulluhhu = 無秩序、問題、ゴタゴタ、 アッカド語
英語では disorder, trouble