2012-10-01から1ヶ月間の記事一覧

そんな事は恐くて出来ない

「そんな事」は「恐くて」出来ない と言う場合の「so-nakoto=そんな事」 は「悪い」状態を表す時に使います。 「そんな事」に含まれている「そん」 は「損=悪い状態」と仮定すると 「nakutu=nakoto=な事=悪い状態 =損」と推測出来ます。「そんな事」 …

ナチャーラ・ヤー: 泣いた、泣きをみたでしょう、過去形

「見たでしょう」の名護方言は 「見=ミ=mi」「t,a'ra=チャーラ」 ヤーです。沖縄方言では過去形の 疑問文を表す場合には「t,a'ra= チャーラ」を動詞の語幹 の後に 付けるようです。「今まで積み 重ねて来た、築き上げた実績」 も過去形で表されるのでは…

蹴散らす

他人の物を「奪う」一番良い方法は 相手に戦いを挑む、喧嘩をして「勝っ てから奪う」のが良いようです。 国と国の戦い、戦争では敵の軍隊 を「ket,ira=蹴散ら」すのが良い ようです。その後では敵の物を 「取り去り易い」「奪い易い」 ようです。人間は皮…

ケチル

ケチケチするのを「ket,iru=ケチル」 と言います。そういう人の手元には 沢山の物、お金などが「貯っている」 と想像されます。「kut,iru=朽る」と 中身はあっても使い物にならないで しょう。取って「oiteru=置いてる」 なら一種の予備、「貯え」です。 …

照りつける

日が「telu=照る」と言います。 「teli=照り」つける太陽は「空」 にあります。遥か「上空」にあり ます。「上」の「elai=偉い」人、 殿の命令で駆けつける人は「kelai =家来」です。家来は殿の所に 「参上」します。空手には飛び 「蹴り=geli」があり…

冬至とは夜が一番長い日

冬至を高さや長さと結びつけて 考えるようになったのは「un」や 「tun」の音が「高い、上」を表す のを知ってからです。「高い」のは 長さに変えると「長い」です。冬至 は夜が「一番長い日」です。冬至の 沖縄方言は「tunzi=トuンジ」です。 「tun=un」の…

あんたと宛名

あんたに手紙を送りますので 「atena=宛名」を教えて下さい と言う場合があります。「宛名」は 「汝=あなた=na」に「atti=ate =宛て」ると説明出来ます。 宛てる、当てるの名護方言は「atin =アティン」です。「宛名=atina= 名宛」です。名宛人はあ…

ナシは礫で無シの礫はどうなっているか知ら無い

石は北京音では「シ」です。 ナシの礫のナシは同じ意味の 二種類の言葉を並べて言葉の 意味を強調する日本語の作法 に従うと「na=石=si」と推測 出来ます。礫も「小石」ですので 「nasi=ナシ=礫」であるのが 分ります。小石を投げてその 行方を調べる人…

目減りと減り込む

「上や高い」状態を表す「eli=elu」の 前に「否定」を表す「h. b. m」をくっ 付けると「下、低い」状態を表します。 数が「少なくなる」のは「helu=減る」 です。目「減り=beli」とも言います。 沼地では足が地下深くまで入ります。 「meli=減り」込むと…

けりをつける、競り合う

誰が強いか、誰が力が上か 「k-eli=けり」をつけようと競争 相手や敵に言う場合があります。 戦う前までは互いに自分の力が 「上」と思っているのでしょう。 口争いで「けり」がつくのは少ない でしょう。「k-eli=けり」がつく のは力づくの勝負の後が多い…

トuンモーイン、トンボ、トントン拍子

シュメール語の「un」は「高い、 上にある」状態を表す言葉です。 「t」を「un=雲=上」の前に持って 来ても「上の方向」を表すようです。 「上に向って動く」のは「飛ぶ」です。 「飛ぶ」昆虫に「tonbo=トンボ」が います。沖縄方言では「o」の音は 「u」…

オーベー、シーベー: 蝿の種類

銀蠅の沖縄方言は「オーベー=o'-be'」で、 一番小さい蝿は「シーベー=siebe'」です。 「o'=オー=オールー=青」で、「sieve=sie'= 小さい」ですので、「be'=bae=hae=蝿」で あるのが分ります。蝿を表す一番古い音は「be'」 と推測しても良さそうで…

アスバットuン、弄ばれている

女の人が男に弄ばれている、 「asobalete=遊ばれて」いる のを名護方言では「asbattum= アスバットuン」と言います。 経済状況が悪くなる、不況に なると「社会の底辺にいる」 人たちも「弄ばれている」と 感じるようです。今のギリシャ を見るとそう感じ…

遊び、ゲームの仕方

沢山の人が集まって遊ぶ時には組 に別れます。組の名護方言は「gu'= グー」です。試合、ゲーム、戦い に関する言葉は「ga」行音で表さ れるかもしれません。シュメール語では次の通りです。 GU = 力強い、英語では forceGU BAR = 嫌う(敵に対する感情) 、…

石に関係がある言葉

臼は木よりも石で出来た石臼が 強くて長持ちすると考えられます。 アッカド語やシュメール語では 石に関係がある言葉は「na」行音 で表される場合が多いようです。 人間の歴史を見ると石器時代が あります。「石」で「ta=断」ち 切る道具が「nata=鉈」と考…

御座は座る為に下に敷かれる物です

御座は座る為に下に敷かれる物です。 御座の沖縄方言は「guza=グザ」です。 シュメール語では次の通りです。 GUZA = 椅子、英語では chair GUZAGIDA = 椅子、英語では chairGUZANIMALA = 腰掛けの一種、スツール、英語では stool GUZASIRDA = 腰掛け、…

イシナグーを投げたら危ない

石を名護方言ではイシクと言います。 小さいはグナハンです。グナハン・ イシク、小石を首里方言ではイシ・ ナグーと言います。グーは指がグー・ チョキ・パーのグーの形、丸い形と 考えると小石のイシナグーは「石= isi-na」と考えられます。「isi=石」 …

うなぜ、項、頷く

項をウナゼ、襟首とも言うそうです。 古い言葉はウナゼまたは襟と考え られます。背中の背は猫背の「ze」 になります。「se=ze」です。 「ze=se=背」の「上=una」が 「上=una」「ze=背」であるのが 分ります。「unaze=unazi」と 変化したのが分ります…

項と襟と踵

踵は体の一番下です。体の一番上は 頭部ですが、そのしたは首です。首 から上は首の字を逆にした漢字が 含まれています。頭、顔などです。 首の後ろ側は「unazi=項」で首の 周辺は「eli=襟」です。項は「una =上=高い」「部分、場所=地=zi」 と分析出…

目に適う: 良い物や者はお気に入りになる

目に適うは同じ意味の二種類の 言葉を並べて言葉の意味を強調する 規則から判断すると「目に=meni= 良い=適う」即ち良い物、基準に適合 するのは採用する、適用する事になる でしょう。アッカド語では次の通りです。 menu = 好む、愛する、魅力的、 英語…

嬉しゅうございます、嬉しい

嬉しい時、楽しい時には 「喜び」ます。「ulesi'= 嬉しい」のは「uleshu'= 嬉しゅう」ございますとも 言います。 アッカド語では次の通りです。 uls,u = 楽しみ、 英語では pleasure, rejoice

自惚れる、鼻を高くする、波のうねり、ウンネールー

なぜ「unu=自」惚れると鼻を 「高く」するは同じ意味になるので しょうか。その答えもシュメール語 にあります。「onore=己」の「ono」 の音は沖縄方言では「unu」になり ます。斧は「振り上げた」後で振り 降ろします。「un=高く上げる= 高い」と推測出…

斧とステッキ

斧で木の枝を切り倒して臨時の 「杖=作る場合があります。斧や ステッキは「尖っている細長い物」 と言えます。似た音で表されても 違和感はないでしょう。斧の沖縄 方言は「unu=ウヌ」です。斧 に似た物を男性は持っていますが、 女性にはありません。ス…

草むら、草々、錚々たる

「ku-samura=草むら」は「草ぐさ」 が生えている所ですので、「草々」 と書いても良さそうです。「そう そう」の音には「錚々たる」の 「錚々」があります。錚の字は「金と 争う」で出来ていますでので、金具、 武器で争い、敵を「打ち破った」人々 が「錚…

ガジュマルと濁流の語源

以前にガジュマルの語源について 述べた事があります。私のブログを 読んで下さる方に「がじゅ丸」さん がいますので、ガジュマルと濁流の 関係についてもう一度述べたいと 思います。台風や豪雨の後の「daku =濁」流に巻き込まれたら九分九厘 「死ぬ、亡く…

ノーベル賞受賞の学者: 無人の境地を開く人

「mudin=無人」の境地を開く人 と言えば最初に頭に浮かぶのは ノーベル賞受賞の学者たちです。 今まで誰も分らなかった事を 見つけ出すか、作り出すので この人たちこそ本当に「頭の良い」 人たちです。その人たちは「muda」 行音の事を良く知っています。…

キーイン・バーナー、呉れるの

友だちが沢山の物を持っていると その品を「どうするの」 この品の 一部を「私に」「分けて」「呉れるの」と言いたい時には名護方言 では、「t,a'su'=チャースー」が、 ワンニ・キーイン・「ba'=バー」 ナーと言います。沖縄方言では 「t,a=qa」行音です…

ウラーリン、ジュリウイとイチマンウイ

恨ム比謝橋ヤ 情ネン人ヌ 我身渡サ思ティ 架キティ置チェラ 私を渡らせる為にこの橋は架けられたのでしょうか。 この橋さえ無ければ 私は色街に売られて行く事は無かっただろうに、本当にこの橋を恨みたくなります。 昔は「借金」の方に子供を「uri= 売り」…

ニリティ・ネン: 飽きてしまった

何をさせても直ぐに「飽きる」 ように見える人がいます。その 人に「なぜ、どうして」仕事を 辞めたのと聞くと「飽きてしま ったよ」と答えるかもしれません。 名護方言では「niritiニリティ」ネン、 ニリティ・ヨーと言います。「niritan =ニリタン」とぶ…

マーミナー、ミナー、源と蓑の語源について

蓑の語源を調べたいなら いつ蓑を被るかを調べたら 分るかもしれません。蓑を 被るのは「雨降り」の時で しょう。蓑を俳句に詠んだ人 も時雨と蓑を結び付けています。 蓑の沖縄方言式発音は「minu」 です。アッカド語の「雨、雨降り」 を調べると日本の辞典…