ガジュマルと濁流の語源

以前にガジュマルの語源について
述べた事があります。私のブログを
読んで下さる方に「がじゅ丸」さん
がいますので、ガジュマルと濁流の
関係についてもう一度述べたいと
思います。台風や豪雨の後の「daku
=濁」流に巻き込まれたら九分九厘
「死ぬ、亡くなる」と推測されます。
漢字の濁だけを見ていると「死」の
予感は生じないですが、「恐ろしい
洪水の流れ」を「daku」の流れ、
濁流と言った人たちは「死」を予感
して、そのように名付けたと推測出来
ます。絞殺の絞は絞るです。外側を
「巻いて絞める」のが「絞る」です。
似た行為が「抱き絞める」です。
同じ意味の二種類の言葉を並べ
て意味を強調するか、新しい意味
の言葉を作るのが日本語の流儀
ですので、「抱く=daku=絞める
=殺す」と推測出来ます。アッカド語
では「daku=殺す」です。同じ意味
のシュメール語は「GAZ=殺す」
です。ガジュマルの別の名前は
「絞め殺しの木」です。「gaza」
行音を含み「死」を連想させる
沖縄方言は幾つかあります。
メソポタミアは南にあります。
赤道近くの地域では今もマラリア
が恐いです。マラリアは「蚊」が
媒体になって人間が罹る病気です。
蚊に刺されマラリアに罹ると昔は
「死亡率が高かった」と推測出来る
のが「蚊」の沖縄方言の「gazyan=
ガジャン」です。「gaz」が含まれて
います。「もう使い物にならない物」
を「役に立たない物」を「死んだ物」
とみなす習慣があったと思われるのが
「積み重ねる、積んで置く」状態
と考えられます。その状態を名護方言
では「gazi=ガジ」ムンと言います。
真ん中から下に積み置かれた物は
簡単には取り出せないので本当に
役立たずです。

シュメール語とアッカド語は次の通りです。

GAZ = 殺す、シュメール語、 英語では to kill, to slaughter, to grind, to beat, to thresh, to execute, to impose a death sentence

daku = 殺す、アッカド語、シュメール語の GAZ と同じ