石に関係がある言葉

臼は木よりも石で出来た石臼が
強くて長持ちすると考えられます。
アッカド語やシュメール語では
石に関係がある言葉は「na」行音
で表される場合が多いようです。
人間の歴史を見ると石器時代
あります。「石」で「ta=断」ち
切る道具が「nata=鉈」と考え
られます。帽子は頭の「上」に
「qabu=被」ります。「qabu
=上」です。「食われる」の
名護方言は「クワーリン=
qua'rin」です。食われたら
その部分が「凹み」ます。
アッカド語を見ると「石を
切り裂く」のを人間が食う、
蝿が集る、魚が釣針に掛る
と同じ感覚で捉えた言葉
であるのが分ります。


シュメール語とアッカド語は次の通りです。

NA = 石、シュメール語、英語では stone

narqabu = 石臼の上の部分、アッカド語、英語では upper grind stone

napa'lu = 石切り場、アッカド語、英語では quarry

naru = 境界線に置く石、アッカド語、英語では boundary stone

naqa'lu = 石を切り裂く、切り離す、アッカド語、英語では to tear down (stone),
to cut

aka'lu = 食う、アッカド語、英語では eat