背縫い、背抜き、背に腹はかえられない

背は裏側、見えない部分です。敵対するのは
敵です。敵は考え方が「逆、反対」の人です。
自分たちの考え方に「背き」味方から離れる
と敵になります。「敵、背、逆、反」は同じ
概念、意味だと推測出来ます。「se=背を
向ける、背反する」「nu=〜しない」のが
「senu=背にしない=背中を向けない=味方
になる=手を繋ぐ=手を結ぶ」になります。
私は今日まで背縫い、背抜きを知りません
でした。背縫い、背抜きはアッカド語
「shenu=結ぶ=縫い付ける」への当て字
だと考えられます。「senu=背抜」き、も
「仕立て方、縫い方」の一種です。「背に
腹はかえられない」の解釈も見直した方が
良さそうです。腹は「腹切り」で「腹=hara
=切り=切り離す=切り放す=追い払う=
払う=人払いする」と推測出来ます。即ち
同じ意味の二種類の言葉を並べて言葉の意味
を強調している言葉が「腹=切り」でしょう。
「senu=seni=背に=手を結んでいる」良い
仲間がいるのに、その「仲間を裏切って敵の
味方になるのはあり得ない」のが「背に腹は
かえられない」と解釈出来ます。或いは生き
て行く為には今まで大事にしていたのとは
手を切り、手放し、生存に必要物を手に入れ
る、手を結んで、手を握り締めて離さないと
解釈しても良いでしょう。

アッカド語とシュメール語は次の通りです。

shenu = 結ぶ、アッカド語、英語では to tie