ムターチ・ターへー: 持たせてあげなさい

親戚の子が久しぶりに尋ねて来たら
帰る時にはお土産を持たす場合が多い
でしょう。その子が受け取るのを渋る
時には「半分」でも良いから「持って
帰りなさい」と言います。それでも渋る
時には尋ねて来た子供と同じ世代の
自分の子供にお土産を「持たせて」
上げなさいと言います。名護方言
では「muta'ti=ムターチ」ターへー
と言います。商売では「元を取れ」、
どんな時でも元を取るように商売
しなさいと言います。この言葉から
判断すると原価の二倍以上の値段を
付けて販売するのが普通の商人だった
と推測されます。いざという時には
「半値」でも処分しなさいというのが
「元を取れ」の原義だと推測して良さ
そうです。「元を取れ」の名護方言は
「mututure'=ムトuトuレー」です。


アッカド語では次の通りです。

muttu'tu = 半分、英語では half