人前でバシッとやられたら赤っ恥をかきます

 とても酷い事をしでかしたら恥ずかしいです。人前で酷い仕打ちを受けた時も同じでしょう。
酷く恥ずかしい事は赤っ「恥=padi」とも言います。ストリッパーなど人前で服を「脱ぎ捨て」
「肌を見せる」仕事をするのは「恥」だと昔は考えられていました。 「脱ぐ」の名護方言は
padi=パヂ」ンです。「恥=hadi=padi」です。 一歩、歩数、歩合などから分るように「p =
h = b」です。 「padi = hadi = badi= bazi」と考えて良いでしょう。「どうしようもない態度」
は「bazi=馬耳」東風と言います。「風が離れて行く」ように、聞いた事が頭に残らず「風のに
離れ去って行く」状態を「bazi」の音は表しています。「bazi=馬耳」なんてたいした当て字だと
は思えません。「z = s」の変化も良く見られますので、「bazi=basi=basu」の変化も推測でき
ます。「basu-e=場末」は地位の高い人が行く所ではなくて、「下っ端」の人が行く所のようです。
体の中から体の外へ歯を捨て去るのは「bassi=抜歯」です。 音の関連ではなくて、意味が同じ
言葉を見てみましょう。「tesshu=撤収」も戦いに負ける事ですので「hadi=padi=恥」と考え
られていたと思われます。いつまでも昇進しないで、人の「teshita=手下」なら恥ずかしいで
しょう。あるチームからもう君はもう必要ないと服を「padin=パヂン=脱ぎ去る」ように「放出
される」のは本人にとって「padi=hadi=恥」と感じる事でしょう。強い者や管理者が悪い者や
悪い事をした部下に取る行動は 「tes,ui=tetsui=鉄槌」を下すと表現します。「出来が悪い者」
は「糞ったれ」と言われて「排斥、放出」されるでしょう。これは一種の鉄槌を下された状態です。

 アッカド語とスメル語は次の通りです。

 padu = 放す、放棄する、自由にさせる、予備としてとって置く(余り使わない)、アッカド語
       英語では to release, to set free, to spare

 PAD = バラバラにする、破る、スメル語、英語では to break

 bas,a'ru = 破ってバラバラにする、アッカド語、英語では to tear apart

  tes,u = 取り除かれる、排便する、排出物、糞、アッカド語、英語では to defecate, excrement