ナヅナ: 私の語源散策

hetakes02012-09-23

ナヅナは「夏」には「枯れ落ちる」
そうです。ナヅナの語尾の「ナ」は
「菜っ葉」の「na=菜」ですので、
「nadu=ナヅ」について考えてみ
ましょう。自分が知っている事と
他の人が言っている事が違うとそれ
は、おかしい、「腑に落ちない」と
思います。そういう時には「nade=
naze=何故」と言います。どうして
そうなるか色々な理由を見つけよう
とするでしょう。自分が納得がいく
ように他人のせいにするのを名護
方言では「nadi=ナヂ」キンと言い
ます。「nada」行音は「切り落す」
と関係が深いようです。物は切ら
れたら「落ちる、落下する」のが
普通です。「nade=撫で」切られ
た物は切り「落される」でしょう。
カッカと怒って頭に来ている人を
「落ち着かせる」のを「nada=宥」
めると言います。ナヅナはその種
がどんどん飛ばされて「落ちて」
そこで芽を出す雑草と解釈すると
草の性質をピッタリ表現している
事になります。「流れ落ちる」物
を歌った歌で、かなり流行った歌
に「涙=nada=ナダ」ソーソーが
あります。落涙と言う言葉がある
ように涙は流れ「落ち」ます。
「nada=落ちる」状態を表す音、
言葉です。「d」の音は「t」の音
に変化し易いです。「nada=nata」
と変化します。「nati=那智」は
「落下する」「滝」で有名な所
です。「d」の音は「r」の音にも
変り易いです。「naraku=奈落」
の「底」と言う表現もあります。
滝は落差の大きい所です。水が
沢山「落下」します。落下する
「nada=涙」に似た音で表され
ると推測できます。

アッカド語ギリシャ語は次の通りです。

nadba'k me = 涙ように落下するのでとても有名、名だたる瀑布、滝
英語では waterfall

naftikos = 海の、ギリシャ語、ギリシャ語由来の英語では nautical