まじまじと見る、拙い、不味い、真面目

 試食させてから食べ物を売る方法が良く行われる

のは、その商品を作っている会社や個人はその商品

の味に自信を持っているからでしょう。 即ち試食

した人たちが「美味しい」と感じて、買って呉れる

のを期待する行動と言えます。もし試食した人たち

が「madu=不味」い、「とても食えた物ではない、

非常に悪い味だ」と感じたら、買わないでしょう。

約束の時間に「来ない」のは「悪い」事です。時間

の限度を「越えた」時には、「mada=未だ」来ない

のかと言います。「mada」行音は「限度を超えた=

とても悪い」状態を表すのが分ります。アッカド語

が分ると「mada」行音は「善悪に関係なく」「限度

を超えた状態」を表すと推測できます。日本語にも

良い例が沢山あると考えられます。 「とても良い」

人は「madi=真面」目と考えられます。そのような

人には「madi=マヂ」マヂと見られたら嬉しいかも

しれません。



  アッカド語のアルファベット表記は次の通りです。


  アッカド語  日本語         英語

  ma'du'    拙い、とても(悪い)  very much
  (A-c)     酷く(無礼な)
         マヂマヂと見られる
        (嫌いな人に)
         真面目、とても(良い)
         マヂマヂと見つめる
        (好きな人を)


シカゴ大学アッカド語
アッシリア語)辞典
 M の参照ページ
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