鶴の恩返し、混じり気のない、自慢、真面目、地道に、
「良い状態」を表す音に「gima」行音があるようです。
自分の子が「良い」成績を上げると親は「gima=ジマ」ン、
自慢するでしょう。「悪い事はしない」人は「maa=ma=真」
「面目=gime」と言います。 「良い」状態を表す二種類の
言葉を並べた言葉が「真面目」と推測できます。即ち「本当
に良い=真=ma=maa=gime=面目=良い」と分析できます。
真面目の「i=違=異=逆」が「i-gimellu=虐め」ですので
「gimillu=良い」を「i=否定」した状態が「i-gimellu=
苛める=悪い」と推測できます。 「gimillu=親切な行動」
に対して「s,urru=turru=真心=鶴」で応える」のが「鶴の
恩返し」の主題でしょう。「真心」は「真=ma」「gilli=
じり」気のない心とも言えるでしょう。「気=ki=mi=ma=
真=真実=誠実」と推測できます。同じ意味の二種類の言葉
を並べた言葉が「gimillu」だと仮定すると「gimillu=好意」
「mi=真」と「gillu=gilli」の「合成語」と推測できます。
「gimillu=migillu=magillu=magilli=混じり」気のない
状態になります。
アッカド語のアルファベット表記は次の通りです。
アッカド語 日本語 英語
ma 本当 true
gimillu 親切な an act of
行動 kindeness
慈悲 mercy
親切・丁寧 complaisance
好意 favor
gimilla turru 親切な行動 to return an
への恩返し act of kindness
シカゴ大学アッカド語
(アッシリア語)辞典
M part 1 の参照ページ
25
G の参照ページ
87