サーラ・ナイは回転が速い歩く速さかもしれません

  歩く速さと走る速さを比べたら「走る」速さが速いのは誰でも知っています。沖縄方言では
「速く進む」状況を「sa'ra=サーラ」ナイと表現します。アラビア諸国と同じように沖縄では約束
の時間に間に合わせて来る人が昔は少なかったです。沖縄タイムという表現があり、会合に
遅れて来る人が多かったですが、帰る時には「脱兎の如く」、飛び「去る=saru」人が多かった
ようです。殆どの人が帰る時には「急いで 走って」帰ったと予想されます。鳥や飛行機を見も
て分るように歩くのよりも走るのが、走るよりも「飛び去る」のが「速い」のが分ります。速さの
表現は分り易いです。「速度」は「のろのろ」「歩く」よりは「走る」ように「飛び=去る=saru
=速い速度で動き回る=走る」のがずっと「早い」とのは誰にでも分ります。猿回しと言う表現が
あります。「皿回し」と比較すると良く分ります。皿回しでは「早く回転」させないと皿は落ちて
しまいます。「回転」させるには「早く回す」必要があります。「sara=皿=回す=速く回転させる
=走る速さで回転させる」と考えられます。回る曲芸はイルカが猿よりうまいでしょう。 現在は
「猿回し」よりイルカの曲芸がはやっているようです。「サル回し」は猿だけにさせる必要はない
ようです。

 シュメル語とアッカド語は次の通りです。

  SAR = 走る、シュメル語、英語では run

  saru = 回る、回す、アッカド語、英語では whirl