ウチャットーさびらとアブシバレー: 仏壇にお供えをしますと害虫駆除の行事

  仏壇にお供え物を捧げる事を沖縄では「uttiato'=ウチャットー」サビラと言います。お供え物は
その年に収穫された「穀物やそれを料理した物」が主体だったと思われます。沖縄の風習を知って
いるとアブシバレーは「穀物」と関係がある言葉だと分ります。 「バレー」はお祓いの「祓い」、払い
除けるの「払い」です。シュメル語辞典を見ると「abusi=アブシ」バレーは「穀物の害虫」を「駆除する
行事」であるのが分ります。一生懸命に働くのを「精を出す」と表現します。人間は第一に「食べる為に
働き」その後で楽しみを考えます。穀物を食べられるよう一生懸命に作業する場合も「sei=精」の音を使う
ようです。米が食べられるようにするには「精米」をします。同じ意味の二カ国語を並べて新しい意味の言葉
を作り出すのが日本語の特徴ですので「si'=sei=精=米」だと推測できます。穀物の出来は「天気、天候」
に左右されます。即ち「sha'mu=天」の意志に左右されます。「sei=精」米された穀物が食べられる事は人間
にとって一大事ですので、人間は天に感「謝=sha」します。日本には神社に「shamu=社務」所があります。
穀物が食べられると分ると人間は「an=安」心します。中国には「天安門」があります。その言葉は「天=安
=an」だと推測されます。 そう考えると感謝は昔は「an=安」「謝=sha」だったと推測されます。 日本では
神は神木に降りてくると信じられています。榊などがその一種でしょう。
 
 アッカド語とシュメル語は次の通りです。

ut,t,atu = 穀物アッカド語、英語では barley, grain

abahshinnu = 一期作の穀物、食べられる植物の茎、アッカド語
         英語では early harvested grain, edible stalk

ABAHSHIN  = 一期作の穀物、シュメル語、英語では early harvested grain

SHE = 穀物、シュメル語、アッカド語の ut,t,atu に相当

sha'mu = 天、空、アッカド語、英語では heaven, sky

AN = 天、空、上、木の上の部分、シュメル語、アッカド語の sha'mu に相当
         英語では heaven, sky, upper, crown of tree,