船場と回送と千羽鶴と回復

 前に英語の月の名前には「september」などの「ember」が入っていて往復の「復」を
表していると述べましたが、「cember」の音が「回転」を表す言葉があるのに気づきました。
「semba=千羽」鶴は病人の「回復」を祈って織り、病人に「元気で戻って来て下さい」と
言いつつ渡す物です。私は英語の月の名前から「回転、回復、往復」を表す「ember」に
気が付きましたが、英語・トルコ語辞典に「circle=回る、円」を入力すると「cember」が
出てきます。千羽鶴の千羽や、船が「入港」して「出港」する場所、船の方向を「変える」
所が「船場」という点を考えると日本語とトルコ語は全く同じと言って良いでしょう。
「ぐるぐる回る物」には「旋盤=senban=semban」があります。漢語もトルコ語の影響下に
あると考えても良さそうです。「sempen=senpen=千変」万化も同じでしょう。「局面が
円のようにぐるぐる変っていく」のが千変万化です。「sempen=semben=sember」の音に
「方向を変える、方向が変る」などの意味が含まれています。

トルコ語では次の通りです。

cember = 円、円を描く、英語では circle

c の下には発音記号を表す細長い s のような符号がついていますので
チェの音に近いです。 日本語に採用された時にはずいぶん音が変化した
ようです。