鳥の鳴き声や囀りと人間の大きな歓声、ドヨメキが聞こえる

 人に何かを「聞きたい」時には「尋ねる」又は「問う」と言います。漢語では
「質問」と言います。質問は「toy=問い」質す、と読めます。相手の意見や事情
を「聞く」事が問い質す事です。「t」の音は「d」の音に変ります。人々が大きな
「歓声」を上げると「doyomeki=どよめき」となって「聞こえ」ます。「doyo」の
音は沖縄方言では「duyu」に変ります。 「問う=問ふ」の場合は「tofu=dofu=
dufu=rufu」の変化が考えられます。一つの話を「聞いて」その話を隣村に伝える
のを繰り返すと、その話は周囲の国に「rufu=流布」するでしょう。 「問う」と
「聞く」が関係があるのは日本人なら知っているでしょうが、日本人以外でもこの
関係を知っている人たちがいます。それはトルコ人です。鳥の鳴き声で人の出入り
を知る話が中国の話にあります。鳥は朝を告げるのでその「鳴き声を聞いて」行動
を起こす話です。「鳥」の沖縄方言は「トゥイ=tui=tuy」です。  親鳥の鳥は
「dory」です。浜千鳥の沖縄方言は浜千「鳥=duy」です。人々が「鳥=tuy=duy」
の「鳴き声を聞いて」行動を起こす指針にする点を考慮に入れると、沖縄方言と中国
の民話とトルコ語の関係は深いと考えざるを得ません。中国には「鶏鳴」を「聞く」
という民話があります。鶏を沖縄方言式に「tuy=トゥイ=鳥」と発音」すると
「鶏鳴を聞く」は「鳥=tuy=duy=聞く」となりトルコ語と同じです。


トルコ語では次の通りです。

duymak = 聞く、英語では hear