アチャ行音について: アチャー、チャーガンジュー、イチャツク、ケチ

 アチャ行音は「最高の、最後の」など「最」の意味があるようです。インターネットの
日中辞典で「最」の入っている言葉を調べると、その音は「zui」と表記されています。
日本でのローマ字表記にすると「tsui」に近い音です。「アチャ=acha=atsua」行音の
「cha=tsua」の音が含まれています。「チャ」行音も音だけでなくて意味も「最」と考え
て良さそうです。「善悪」を含めた「前後、上下」などの「最上級」を表す音が「チャ=
cha=tsua」行音や「acha=atsua」行音の表す意味かもしれません。「明日=asita」の
沖縄方言は「acha’=アチャー」です。今日に一番近い未来、「最少の時間」でやって
来る日が「acha’」です。「今日の最後尾の時間」にくっ付いている「日」が「アチャー
=acha’」と考えても良いでしょう。「いつも」元気、「とても」元気、「最高に」元気
なのが「cha’=チャー」「ガンジュー=頑強」です。沖縄の人々には「cha’=チャー」は
「いつも」と考えられていますが、私はチャー・ガンジューの「チャー」の元々の意味は
「cha’=最高に」と思っています。いつも出来る限り、自分の事だけを考えて自分の最大限
の幸福だけを願っている人は「チャッカリ=chak-kari」していると言います。男女間の仲が
とてもよくて「最高に」楽しい時間を過ごしている時には「ica=icha=イチャ」ついている
と言います。「chi-kai=近い」の中にも「cha」行音が入っています。「近い=最近」だと
考えられます。北京音の「近」は「jin」で日本語のローマ字表記法で書くと「chin」に近い
音になります。「最近=zuijin」の中には「チャ」行音に近い音が二つ含まれています。
「che-chi=ケチ」は金を出し惜しみする人ですので、何かの寄付をする時には「一番遅く、
最後に」金を出すのではないでしょうか。

  トルコ語では次の通りです。

gech = 遅い、英語では late

gecenlerde = 最近、英語では lately