腹ペコ、動けない状態、大草原で起る事

腹ペコはちょっと腹が空いた時には使ってはいけない

ようです。腹が減っては戦は出来ぬと言われています。

「halapu=halape=腹ペ」コは「戦い」と関係があると

見なした方が良さそうです。戦に負けたら「地面に這え」

と命令されて、捕虜は戦が行われた「halappa=原っぱ」

で「halaba=腹這」いにされたでしょう。英語では「悪化

する、しくじる、過ち」等は日本語に外来語として入って

いる「滑る=slip=スリップ」で表される場合があるよう

です。草原での闘いと言えば古事記の草薙の剣を思い出し

ます。「腹這い」になり負けそうになった時に、この草薙

の剣で窮地を切り抜けています。そう考えると「腹ペコ」

の当て字は良くない当て字と考えられます。 アッカド語

の「hala'pu」とそれに相当する英語の「slip」の意味を

辞典で調べてみる事を勧めます。 日本武尊が草薙の剣を

使った場面がこの言葉で表現できる事が分ります。


アッカド語のアルファベット表記は次の通りです。


  アッカド語  日本語        英語



  hala'pu   動けない       to slip in
   A      穴などに滑り落ち
         いつの間にか悪い
         状態になる

         戦の時に原っぱで   to slip through
         良く起る現象、
         どうにかやり繰り
         する

         縺れている、     to be tangled
         紛糾している

         こっそりと、隠れて  to enter
         穴などに入る     sureptitiously

         みすぼらしい     clad


  hala'bu   腹這う        hala'pu の変化形


  注: h の下には発音記号を表す小皿の
     のような印があります。




シカゴ大学アッカド語
アッシリア語)辞典
H(Het) の参照ページ
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Akkadian Dictionary
by
Association Assyrophile de France