引っ掛かる、止まる、草を刈る、堰止める

 動きが止まる状態は人間の動きだけで

無く色々な状態を表すようです。強制的に

人間が「止める」状態も表すようです。木に

「引っ掛かり」「動きが止まる」時もあります。

人間が意識的に「水を止める」時には「ダム」

を作ります。ここから先に行ったら「駄目」と

「阻止」される場合もあるでしょう。川の水は

ドンドン「先へ」川下へ流れて行きます。この

状態は草や髪が「伸びていく」状態に似ています。

髪や草を「kalu=刈る」と先へ「伸びていかなく」

なります。その長さで「止まり」です。水の流れ

を「止める」状態も「kalu=カル」と表現する言語

があっても良さそうです。水に関係がある物は「舟」

です。古事記には「kalu=軽」野と言う名の舟があり

ます。古事記の「軽野」の記述が詳しすぎて「最後に」

藻屑で燃やす場面まで出てきます。不思議に思っていま

したが、やっとその意味が分った気がします。「kalu」

の音には「最後の、終り」の意味もあります。



  アッカド語のアルファベット表記は次の通りです。



  アッカド語  日本語      英語


  ka'lu'    水を貯めるダム  dam
         せき止める堰   weir


  kalu'     終る       to finish
   4      終りにする    to bring to
                  an end

         動きを抑える   to detain



Akkadian Dictionary
by
Association Assyrophile de France
  

シカゴ大学アッカド語
アッシリア語)辞典
K の参照ページ
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