在り処、アリカー、ちょっと歩いた所、あの辺

 「aluku=歩く」の変化形には「alika」行音があります。あの辺は「ちょっと歩いた」
所です。そこに何かを隠しているかもしれません。そこが「alika=在り処」です。あの辺
の名護方言は「alika’=アリカー」です。「うまく行く」のを「maluku=丸く」治まると
言います。「うまく行く」にも「行く」が含まれていますが「maluku」にも「aluku=歩く」
が含まれています・「行く=歩く」と見なして良いでしょう。「maluku=丸く」収まるには
皆が「歩み寄る」必要があるでしょう。会合が「うまく行く」と良いですが、「うまく行か
ない」と「silake=白け」る、と言います。「illiku=入り組」んでいるのは人間が「歩く」
道がたくさんあり「交差」している状態です。「illiku」も「aluku」の変化形と見なして
良いでしょう。歩ける道を作るのを「hilaku=開く」と言います。「歩く」道は出来るだけ
「hiloku=広く」したいです。普通の人より「歩く」のが早い、動きが早い人は「威勢」が
良くなります。「鼻息」が「alaku=荒く」なる」ようです。

 アッカド語、ヘブル語、ウガリト語は次の通りです。

ala'ku = 行く、アッカド語、英語では to go

ma'luku = 歩く、歩道、歩く距離、アッカド語
英語では to walk, walkway, walking distance

illik = ala'ku の変化形、アッカド語

illak = ala'ku の変化形、アッカド語

ha’lak = 行く、ヘブル語、英語では to go

hlk = 行く、ウガリト語、英語では to go