2012-06-17から1日間の記事一覧

イシクと萎縮

内臓に「ishi=石」が溜るとその働きが悪くなります。内臓の働きが「ishuku=萎縮」します。 石の名護方言は「ishiku」です。胆石は一種の「石=ishiku」です。小石はゴロゴロ転がります。 転がるボールに似ています。英語の俗語では「金玉」を「ボール」と…

くだらない:  一言で切り捨てる表現

相手のしている事に全く興味が無いと「kud dar =ku dar=kuda=くだ」ら無いと一言で 「切り捨てる」人がいます。「kud dar = 切り捨てる」と考えられます。恋人や連れと別れ たければ相手が大事にしているのを「踏み付ける」のが良いかもしれません。踏み…

キラーラン:  切れない

切っても切れない縁と言う表現があります。「kire=切れ」ない、の名護方言は 「kirar-lan=キラーラン」です。 「ra」行音を「da」行音で発音する地域が沖縄には 有りますので、「kirar-lan=kidar-dan」になります。 「la=lan」は否定ですので、 「kirar…

ダー: (手の平を開けて)見せろ、(手を差し出して)渡せ

「dar=ダー」と言う言葉を聞くと沖縄方言を知っている人は「手先、手を差し出す動作」 を思い浮かべるのではないでしょうか。 それを俺に「見せろ、寄こせ」と言いたい時にも 「dar=ダー」を使います。 古代エジプト語を表すヒエログリフでも「手先」の絵…

無駄、無下、多少など全く逆の意味の音、言葉を二つ並べたら後ろの意味になります

人間は出来るだけ「多くの物」を持ちたいと思います。何も「無い」状態を避けたいと思い 色々な物を備えておきます。無いのを名護方言では「nen=ネン」と言います。 日本語の 「nai」や「nen」の音はどちらかと言うと英語の「no」に近い音で、「無い」の音…

在り処、アリカー、ちょっと歩いた所、あの辺

「aluku=歩く」の変化形には「alika」行音があります。あの辺は「ちょっと歩いた」 所です。そこに何かを隠しているかもしれません。そこが「alika=在り処」です。あの辺 の名護方言は「alika’=アリカー」です。「うまく行く」のを「maluku=丸く」治まる…