ウヮープルヤー: メソポタミアの豚小屋は粘土を固めて出来た小屋かもしれません

 ポーイシが「石」を表す同じ意味の二か国語を並べた言葉であると推測したら
「por」を含み「石」と関係がある言葉が幾つか見つかりました。 その一つが
ウヮープルヤーに含まれる「pur=pr」の音です。この「pur」は古代エジプト
では「小屋」です。「プルヤー」も同じ意味の二か国語を並べた言葉になっています。
すなわち「pur=プル=屋=小屋」です。エジプトにはピラミッドなど「石」作りの
建造物が多いです。豚小屋を石造りにするなんてそんな贅沢なと現代人は思うかも
しれませんが、建築資材がそれしかない地域ではその資材を使う他に方法はないで
しょう。メソポタミアは粘土が多い地方でほとんどのお家は粘土を固めて作られて
いたそうです。文字も粘土板に楔形文字で書かれています。粘土を固めたブロックの
ような物で「豚小屋」も作られていたと想像しても違和感はないと思われます。古代
エジプト語の「pur=小屋」は「bur」や「fur」に変ってもおかしくありません。一歩
の「po」は歩合の「bu」で、歩数の「ho=fo」です。英語では「building」や「house」が
古代エジプト語の「pur=小屋」の変化形かもしれません。豚小屋を掃除した後には
風呂に入りたいと思うでしょう。「風呂屋」の名護方言は「ユ・フル・ヤー」です。「フル
=プル=屋」ですので、「フルヤー=プルヤー」も同じ意味の二か国語を並べた言葉に
なっています。風呂屋も「屋」を表す同じ意味の二か国語を並べた言葉と見なして良い
でしょう。 「風呂」の当て字を使った為に言葉の原義が忘れられてしまった例の一つ
と考えられます。ユフルヤーにはちゃんと「ユ=湯」の音が入っています。「古屋=古家」
も「屋=家」を表す言葉に違った漢字を当てただけで新しい意味の日本語を作った例と
考えられます。ウヮープルヤーの首里方言は「ウヮーフルヤー」です。沖縄の村落では
年に何回か村落の人が集まり共同作業をします。この時には「その共同体が一つ」、
「一つの共同体」であるのを「意識する」日になります。そのような行事を名護方言
では「bur=buh=ブー」と言います。

 古代エジプト語を表したヒエログリフとスメル語は次の通りです。

 pur = 小屋、建物、英語では house (ヒエログリフでは母音は表記しない
   のでprと表記されています。そういう場合には「e」の音を
    入れて読む場合が多いそうです。 prはperと読むのが普通。
              perと読む例は次の投稿文に載せます。
 bur = (物を数える)単位、(土地、屋敷、建物などの一定の)範囲、英語では unit, a unit of area
          北京語では今でも会社、役所、学校などの「一つの組織」を「単位」と呼んでいます。

bitu = 家、アッカド語、英語では house

 BURBALAG = 動物、スメル語、英語では an animal