チューブ、チビると失敗しても尻拭いはしないぞと釘を刺す

  水道工事をしている人は「管」が古くなると「漏れる」ようになるのを知って
います。「管」は一方から水などを入れ、他方からそれが流れるようになっている物
や器官です。「管」になっている」物や器官ですので、大腸、直腸、尿道などの「器官」
は「器管」と書いた方が分り易いです。うまく器官が機能しなくなると困ります。漏ら
す状態になると困ります。仕事などを始めて失敗しても「尻拭い」はしないぞと「釘を
刺して」おけばどんなに後始末をお願いされても気にしなくても良いでしょう。そうする
と「釘を刺された」人は簡単には「動けない」でしょう。沖縄では「長居」して、いつまで
も「居座っている」人を「チビ=tibi=civi」の長サヌと言います。「チビ=tibi」が
「釘=cibi」の役割を果たしているのが分ります。英語では「tube=管」で、「tuba」行音
です。「小便」を「チビ=tibi=tubu」る、言う表現は分り易いです。お尻の沖縄方言は
チビです。尻は体の後ろにあり「尻=tibi」の中には糞を外に出す「管=tubu」があります。
表の方は「小便をする器官」があり、その辺りは「恥部=tibu」と言われています。これら
の言葉を見ると「尻=チビ=tibi」、「恥部=tibu」と英語の「tubu」は関係があると考え
られます。釘を打って木と木を繋いでいたのが古くなると「釘」を「抜く」場合があります。
「管状の物から抜け落ちる、漏れ落ちる」状態を表す場合に「nuku, nugu」などの言葉で表
す場合があります。「釘を抜いた穴」は「管状」になっています。釘と管は何らかの関係が
ありそうです。全体責任は責任のある特定の人が責任をとらない事ですので「無責任」になり
易いです。全体責任体制を作ると「抜け道、抜け穴」が多くなります。 英語の「民間、民衆、
大衆、全体を表す「civil」は元々は「釘を刺す」と「抜ける、抜けて流れて全体に行き渡った」
の「二つ」の意味があったのかもしれません。

 トルコ語では次の通りです。

  civi= 釘

  注: c の下には発音記号を表す s の長い形に似た符号が付いています。
     チャ行音を表します。