2012-03-04から1日間の記事一覧

頭、鬘、蹴散らす

商売では原価より高い値段で売れると利益、利潤が出ます。 商売は平和の時に出来る行いです。 戦争の時にはその機会が減ります。人間は商売の歴史の前に戦争の歴史が長く続いたと考えられます。 戦時の利益は「戦果」です。敵を「蹴散ら=ketira」負かし、或…

鼻筋がキリッとしている、鼻のシタが長い、シタキリ雀

鼻のシタが長いと言う表現を聞くまでも無く鼻と舌は密接な関係があります。物を味わう時には鼻と舌は 共同作業をします。鼻で匂いを嗅ぎ舌で味わいます。舌切り雀は舌が切られて物を味わえないですが、鼻を 「削がれて鼻の機能を失った人も物の味を味わえな…

月見ればは仮定法

月見ればは「もし月を見たら」と考えられます。つまり「仮定法」だと考えられます。「tukami=掴み」処がない と言う人や問題は「もし扱い方のヒントが与えられたら」問題点がはっきり分りますので解決の仕方は割と簡単 になるでしょう。 掴みどころを教える…

雁字搦めと頑丈に括っておくとグンダ

身動き出来ない状態を「gandi=ganzi=雁字」搦めと言います。「gandyo=頑丈」に括られた物 はビクともしないでしょう。全く動かないでしょう。そういう境遇にいるとちょっとした「愚痴」が出る かもしれません。愚痴の名護方言は「gunda=グンダ」です。「…

デブーと溺れるとチビ・ヌ・ナガハヌ

沖縄方言のデブー、「チビ=お尻」、 共通語の溺れるの三つに共通する意味があります。 デブーは太っている人、デブです。太っている人は重くて動きが鈍いです。重い人は水の中では 「沈み」易いと想像されます。「溺れる」のは「水の中に沈み込む」事ですの…

雁字搦め: ニジン、我慢する

雁字搦めと名護方言の「nigin=ニジン」には共通の意味があります。それは「ある範囲の外には出られない」 状態です。範囲を表す言葉には「描かれた丸、円」などがあります。英語では「encircle=円を描く、丸で囲む」 です。「周囲を囲う=enclose」「範囲…

キチルと蹴散らす

喜瀬は名護市の東南の外れにありますが、旧名護町の北には大北区があり ます。大北区の古い名前は「kis,iru=キチル」です。 「喜瀬=kise」と「kis,iru= キチル」は同じ語源から派生した言葉と推測出来ます。 約束を守る、期限を守る のは「kis,s,iri=き…