2014-10-30から1日間の記事一覧

イュー・ク・ヮーフン、ユー・クー・イン、釣りをする、良く釣れる

夕方中年の男性二人が「釣り」の話を方言でしているのが聞こえました。この言葉を聞いて何だ「シュメール語を話しているではないか」と気づきました。シュメール語の「魚」はその種類を表す為に語頭か語尾に「ku=魚」を付けます。鯉の沖縄方言は「ku=クー…

お陀仏、アビティ・メー、何か言え、小田原評定

人が死ぬとお陀仏したと言います。お陀仏を分析すると「オダ=oda」「abutu=アブツ」になると仮定してみましょう。人間は「死ぬ」と「言葉を話せない」です。「od=oda=否定」ならば「abutu=言葉を話す」になります。「u=i」の変化は普通に見られますの…

ティンサグヌ花、聴頭の花、頭を垂れて聴く頭の命令

殆どの人が大きくなって、大人になって気づく事は、親の子育ての苦労には「頭」が「sag=saga=下が」る思いです。「頭」を「sag=sage=下げ」てお願いしますと言います。「頭=sag」と推測しても良さそうです。ティンサグヌ花の教える事は「親=お家の頭」…

チャー・スル・チム・エーガ、何度注意しても聞かないが、どうする積りだ

チムの音が入っていると、沖縄方言を子供の頃から使っていた私は、どうしても「肝=timu」に影響されて「積り=考え=timu=チム」エーだけが頭に浮かんで来ましたが、「t,e'mu=聞く、聞け、命令、指示、意見を述べる」などの意味が分って来ると、今まで何…

ウヤヌユシグトゥヤチムニスミリ、親の言う事は聞け、自分の意見を言う

親の「言う」事は「聞け」といます。自分の意見を「言う」とも言います。 言うは自分本位に考えると発言だけですが、言葉は相手に対して発言する音ですので、相手が「聞く」事も「言う」と深い関連がある事が分ります。「相手が言う」「言し=ユシ」事は「t,…

赤ちゃんは母親の言葉を自然に覚える、詩人

私たちは草木や川の流れを見て「sdm=sidem=sizem=自然」と思いますが、「自然」は色々な事を表現する言葉です。いても側にいる、長い間側にいても気にならない時が続くとその人の事を「良く知る」ようになります。いつの間にか「好きになっている」かもし…

チンダミ、調弦の為に試し弾き音を聴く三味線用語

沖縄でサンシンを弾く人は「チンダミ」をするそうです。私は全くサンシンを弾けませんので、子供の頃に聞いた時には珍しい用語をサンシン業界では使うと思っていました。チンダミは「聴的味」「聴的美」などの当て字が良いかもしれません。沈思黙考の「t,emu…

親ヌ言シ事ヤ肝ニ染ミリ

沖縄の古謡ティンサグヌ花の歌詞にウヤヌユシグトゥヤチムニスミリがあります。今まで「timu=チム」ニ染ミリは「肝に染めなさい」と思っていましたが原義は違うようです。肝に染めなさいと言う事は、親の言う事を「良く聞いて」忠実にその通りにしなさい、…

おだづもっこ、オーダー、もっこ、うだつが上がらない

言葉の連想の面白さを述べたいとおもいます。お陀仏の「オダ」の音で「否定」の意味のある言葉を調べていると宮城、仙台方言の「おだづもっこ=お調子者=役立たず」が見つかりました。もっこの名護方言は「オーダー」です。同じ意味の二種類の言葉を並べた…