2012-01-25から1日間の記事一覧

後添えとウサーとクサー

沖縄にはウシーやウサーの名前がありますが四五千年前の文献、シュメル語辞典やアッカド語 辞典を見ると良く無い意味があります。「usi」の音は牛にも「後ろ」にも含まれています。沖縄では 後ろを「kusar=クサー」と言う地域と「kusi=クシ」と言う地域が…

ヒージャー、蹄、草食動物とヒジキ

山羊と馬は「草食」動物です。なぜそのような動物の足を「hizume=蹄」というのでしょうか。 山羊の首里方言は「hi'zya'=ヒージャー」です。馬には「hizume=蹄」があります。どうして同じ 「hiz」の音が含まれているのでしょうか。草食動物の名前やその足…

押し出しと突っ張り

人間が格闘技をする時には両手を同時にまたは片手を相手に向けて攻撃する のではないでしょうか。相撲では一方的に攻撃されないように「両手を前に押し 立てて」相手の「攻撃を防ごう」とします。「抗い」ます。それが「押し合い」又は 「突っ張り合い」です…

罷り通ると罷りならぬ

嫌々ながらもある事が「通る、受け入れられる」状態が「makari=罷り」通るです。 その反対にどんな事があっても「受け入れられない」のが「罷りならぬ」です。従って 「makari=通る、受け入れられる」事だと分ります。 アッカド語では次の通りです。 mahar…

糞と隠すと目

糞と隠すは全く逆の意味がありそうです。「体の中にあり外からは隠れて見えなかった」物 が「外に出て見えるようになった」のが「kuso=糞」です。「kakuso'=隠そう」と思っても隠せない 物もあります。「kakusu=隠す」動作は糞をまる動作の逆だと考えられ…

齧り付く、食らいつく、しがみつく

何事にも食らいついて離れない、しがみつく、「kadi=齧」り付く人は「sibuto=渋」イです。 舟は「kadi=舵」がある限り漁師は安心して操業を続けるでしょう。 風姿花伝の「kaden=花伝」 は一つの芸能を「長続きさせる」方法を述べた心得かもしれません。…

浸水:  水に浸っている状態

浸水は普通は水に覆われていない所が「水に覆われる」 状態です。浸水 は水を表す二カ国語を並べた言葉と見なすと「浸=sim=水」と考えられます。 スメル語では次の通りです。 SIM = 水辺、タライ、洗面器、池、英語では basin, a type of basin、

アンクル: ナンクルナイサ、どうにかなるさに似た音と意味の言葉

苦しい時などに「その場の雰囲気に合わせて言い、ある種の雰囲気を作る」状態を表すのに「anqullu」と言う 音を使う言語もあるようです。沖縄方言の「nankulu=ナンクル」ナイサと良く似た音、似た意味の言葉です。 アッカド語では次の通りです。 anqullu =…

雨上がりと雨下がりと昼下がりの情事

昼下がりの情事という題名の映画があったと記憶しています。 「真昼間が昼下がり」 なのでしょうか? 終りは「上がり」と言います。「雨上がりは雨が降った後」ですので 「雨下がり」は「雨が降っている最中、雨の真っ只中」になると推測出来ます。瀬川は 良…

水と風と柱とパイル

「mizu=水」の沖縄方言は「mizi=ミジ」なので「u=i」の変化が分ります。 「kaze=風」の沖縄方言は「kazi=カジ」ですので「e=i」の変化もあります。 このような変化をみると「u=i=e」の変化があるのに気づきます。それを利用 すると繋がりのある言葉…

まだ見ぬ土地、島、国

「まだ」見ぬに続く言葉は「土地、島、国」などです。 スメル語では次の通りです。 MADA = 土地、島、地球、広い土地・区域、国、英語では land, earth, country