過密なスケジュール: 偉い人は重労働

   忙しい人はパタパタ働いています。特に「地位が高く、大事な」仕事をしている人、「偉い人」
はスケジュールが「過密=kamitu=kabitu」です。そういう人の仕事は「重」労働でもあるでしょう。
「過密=kamitu=kabitu=重い、大事な、重要な」と推測できます。「kabitu」の「kabaka」行音が
語幹で、その後に来る「tu」や「du」は形容詞や動詞を作る音だと考えてもよさそうです。良い働き
をして生産量が増える、多くなる、高くなるとその当事者の「kabu=株」が「上がり」ます。 逆に
良い働きをしないと「kanba=芳」しくないと言われます。仕事の出来具合を見て親方がこの仕事を
したのは君かと聞く時に「君=イヤー」「ル=人」「人=ナー=なのか」と言います。アッカド語
説明すると「君と言う人か」になります。 こう聞かれる場合は大体「悪い」仕事をした場合です。
「人=lu=du」です。出来栄えの良い仕事を見てイヤー・ドゥ・ナーと聞かれたら堂々と「私ですよ
=ワンルドー」と答えます。「株が」上がるは「kabu du=kabu lu=ル」上ガイルと言います。


  アッカド語では次の通りです。

 
  kabtu = 重い、重要な、大事な、heavy, important

  kaba'tu = 重くなる、難しくなる、重要になる、
          英語では to become heavy, to become difficult, to become important

  kabdu = 重い、重要な、名誉ある、尊敬される
          英語では heavy, important, honored, respected