ゴルフのクラブは腕の延長と思え

  30年ほど前に30冊以上のゴルフの本を読みました。読んだ本の中にはクラブは
腕の延長と思え、一続きの物と思え、腕とクラブを一体と考えよ、と書かれていたのを
覚えています。クラブを昔の道具に置き換えると「斧」になるでしょう。 斧の沖縄方言
は「unu’=ウヌー」です。 「腕=u」「nu'=no=伸」ばす、と考えると「手に斧を持って
伸ばして使う物=斧=ウヌー=unu'」であると推測できます。「伸ばす」の名護方言は
「nuba'=ヌバー」フンです。「肩、腕、指」を一体と考え、さらに斧も一体と考えると
「u=指」と考えても良さそうです。斧を持つのは手ですが、「握る」のは「指」です。
斧を指で握り腕を伸ばしても良い結果が得られないとしょうがないでしょう。「banu」の
音には「良い」意味があるようです。「素晴らしい」業績は「hana bana=華々」しいと
言います。運動神経が「良い」と「bane=バネ」があると言います。「良い」事は「しない
といけないなー」といいます。昔の言葉では「sene-bana’=セネバナー」です。良い状態
の反対にも「bana」が含まれる可能性があります。それは「bana」を「否定」する言葉です。
見るの反対は見ないです。「ない」と同じ働きをする否定詞には「予想外」「外に出る」状態
を表す「de=出」があります。予想外の悪い出来事は「de-bana=出鼻」を「挫かれる」事
でしょう。「bana=良い」、「de-bana=悪い=挫かれる」と考えても良いでしょう。「良い」
事は「失敗する=転ぶ」のを「防ぐ」事です。特に老人は「転ぶ」と「寝たっきりになる」
場合が多いようです。「転ぶ」のを「防ぐ」のが「転」「ばぬ=banu」先の「杖」です。
「杖」は頼りになる「良い物」です。「杖」と「知恵」は音も意味も近いです。人の上に
立つ人は下にいる人より「責任は重い」ですが、ほとんどの人は上の地位に立ちたがり
ます。「上の地位=指導者」は「良い地位」と見なしても良いでしょう。指導者という
言葉には「指」が含まれています。「良い」状態や結果を得たいなら、頭を「下げ=sage」
てでもお願いしても良いと思うのが、普通の人、大勢の人だと想像できます。


 スメル語とアッカド語は次の通りです。

 U = 指、スメル語、英語では finger

ubanu = 指、アッカド語、スメル語の U と同じ、英語では finger

 banu = 良い、アッカド語、英語では good

 SAG = 良い、スメル語、アッカド語の banu と同じ、英語では good