お頭を怒らす

 魚は「頭」の部分が「美味しい」と言います。頭が付いている魚は「あたま」付きとは言いません。
「okasila=お頭」付きと言います。なぜ言い方を変えるのでしょうか。それは多分「okasila」の音
が「食用」を表すからでしょう。 お頭の中の「okala」が「食用、食事、食べる=akalu」と関係が
あるからでしょう。 試食と言う言葉も同じ意味の二種類の言葉を並べた言葉と推測出来ます。
即ち、「shi=試=食」です。十数年前に広東に行った時に即席ラーメンのカップに「速食=sushi」の
文字を見た事があります。「食=shi」であるのが分ります。「okala=食べる」の間に「shi=食」を
入れた言葉が「oka-shi-la=お頭」と考えられます。 「okolasu=怒らす」や「ikalasu=怒らす」も
「食事」と関係があるようです。親を怒らす、親が「ikalu=怒る」と今夜は「夕飯は抜き」だと子供
をお仕置きした場合があるようです。

 アッカド語では次の通りです。

  aka'lu. 食う、食べる、英語では eat