嘘ばっかりついている

 嘘ばっかりついていると言われる人もいるようです。なぜ嘘ばっかりと言うので
しょうか。「嘘ばっかり」は「嘘=bakkari=pakkari」と考えられます。 「hakari =
謀リ」事は何人かが集まりある特定の人を「騙し」打ちにする計画です。日本語は
同じ意味の二カ国語を並べて新しい意味の日本語を作り出すか同じ意味の言葉を繰り
返して強調する場合がありますので「嘘=ばっかり=bakkari=pakkaru」と見なして良い
でしょう。おしゃべりな人を名護方言では「pa’ku’=パークー」と言います。 「pa'ku'=
パークー」は良い評価は受けません。どちらかと言うと「baka=馬鹿」と受け取られ
がちです。パークーと馬鹿は同じ語源から派生した言葉かもしれません。 あの人は
「馬鹿ではないの」の名護方言は「bakaru=バカル」エンテーです。人に「habakaru=
憚る」ことなく言いたい放題、嘘ばっかり言っていると「バカル」エンテーと言われかね
ません。「pokkari=ポッカリ」「穴が開いた」と言います。穴が開いたら中味が外に出て
「中が空っぽ」になる場合が多いでしょう。「pokkari=穴が開く=空っぽ=根も葉も無い
事=嘘」と繋がります。嘘「ばっかり=bakkakri」と「pokkari=ポッカリ」は「中味が無い=
嘘=bakkari=pokkari」と考えられます。




アッカド語では次の通りです。

 pahharu. = 嘘、英語では to lie

 pahhizu = 大法螺吹き、英語では a boaster, a braggart

注: h の下にu のような符号があり「k」に近い音のようです。