サーターギー(直訳は砂糖の木)

  子供の頃はこの木の葉を揉んで香しい黒砂糖の香り
を嗅ぐのが大好きでした。 大人になってからこの木が
何処にあるか分らず、この木の葉っぱも忘れていました。
最近小さい白い蕾をつけた木がたくさん名護市役所の近
くで見られます。近くを通りかかる人に聞いてもその木
の名前を知らない人が多いです。私も今日までこの木が
サーターギーと知らずに過ごしてきました。 名護中央
図書館から借りた本を返しに行く途中で最近良く見る木
に白い蕾と白い花が咲いているのを見て写真に撮りまし
た。その花を撮影しながらじっくり見ていると、ひょっと
したらこれがサーターギーではないかと昔を思い出し
てお家に帰ってからインターネットで調べると、咲いて
いる花はやはりサーターギーの花でした。共通語では
「トリモチの木」と言うそうです。歳を取ってから嗅覚が
悪くなったのか、黒砂糖の匂いがする季節は冬だった
のか覚えていませんが、きょう嗅いだ葉っぱ黒砂糖の
匂いがしませんでした。