2012-05-22から1日間の記事一覧

イヂュ:  梅雨時に咲く花

真白く咲くイヂュの花 沖縄では梅雨時に咲く代表的な木の花を「idu=イヂュ」と言います。この木またはこの木の花 をなぜイヂュと言うのでしょうか。 その名前は左利きを表すヒヂェールーやピヂェールーと関係 があるでしょう。左利きは何かをする時には左手…

ケレンミの無い:  悪い所が無くて清々しい

とても「感じが良い」人を「ケレンミの無い」と言います。 それから言える事は「kelemmi=悪さ」 考えられます。虫の中でも「ke=毛」虫は「ke=毛」嫌いされます。「ke=嫌われる、悪い」と推測出来 ます。そう考えると「ケレンミ」も多くの日本語と同じよ…

ご来場の皆様

ある会場に来ている人、「la-idi-o’=来場」の人を全て知っているなら、ご来場の皆様 とは言わないでしょう。参加されている方の多くを「知らない」時に、ご「来場」の皆様と 言うと考えられます。 アッカド語では次の通りです。 idu = 腕、羽、角、側、子…

ピヂとピヂェー: 肘と左

名護方言では肘は「pidi=ピヂ」で、左は「pidie’=ピヂェー」です。肘がピヂに なるのは直ぐに推測できますが、左がピヂェーになる理由が分りませんでしたが、 アッカド語の「外側に出る、外側に出ている」状態を表す言葉が「idu」行音で表さ れるのを知り…

恨み、怨み:  糸を引く納豆のように、ずっと後まで心に残る状態

糸を引くように長く続く、後まで「心に残る」状態を「ura=ウラ」行音で表すようです。 糸を引く納豆のように「悪い気持」が長く続くのを「ura=恨」むと言います。「恨めしや」 とこの世に出て来る幽霊は心「惹かれ」ていた相手の裏切りによる「ura=怨」み…

裏で糸を引き操る: 人形芝居など

サクラランの花の表と裏 表に出ないで「ura=裏」で糸を「引き」操作するのが人形芝居の方法です。 「ura=裏=引く、操る、操作する」と考えられます。わざと相手の意に反する 行為に出る、言いたい事の「反対、逆」の言い方をするのを名護方言では 「ura=…

空しい、無念、無能

空しい、虚しい、無念など「muna」行音が入っている言葉は「悪い」状態を表しています。 「悪い状態」 を表す「muna=ムナ」行音への当て字として使われている漢字は沢山あります。相手に「悪い」感情を抱い ているとどんな素晴らしい事でも「悪く」取ります…