清濁併せ呑むの語源、甘言も戒めの忠言も呑む

清濁併せ呑むの「呑む」はサンズイの
熟語の「清濁」と一緒に使った為に「呑む
=飲む」と間違えてしまうでしょう。詰り
間違っている悪い当て字です。「言葉」を
「呑み込む」で述べたように「num=numu
=ヌム」ン、「呑む」は「言葉」と関係が
あるのであって飲食物とは関係は無いです。
人間の「心が感じる」「甘さと辛さ」即ち
心地よい「甘言」も喜んで聞くし、耳に
逆らう「忠言、箴言」をも「聞き入れる」
事が「清濁併せ呑む」の実態でしょう。王
に忠実な忠臣が「忠告する忠言、箴言」を
述べると殺す王は清濁併せ呑む人では無い
事が分ります。清濁併せ呑むの「num=numu
=ヌム」ン、呑む対象は「飲食物では無い」、
「言葉である」事が分ります。「忠言耳に
逆らう」と公言する王は箴言併せ呑む人で
は無い事が分ります。「忠言にも忠告」にも
「許さぬ」と同じように「口=言葉=言偏
=言葉を表す部首」が含まれています。




 アッカド語のアルファベット表記
 は次の通りです。



 アッカド語  日本語  英語



 lisha'num   言葉   language

         舌    tongue

         方言   a dialect

         発音   a pronunciation



 lisha'nu    言葉   language
         舌    tongue
         話    speech
 
        
      
      
Akkadian Dictionary
by
Association Assyrophile
de France