色をなす、秋茄子は嫁に食わすな 2

色を「なす」と言う表現は「激昂する」

状態ですので「目で」、「見ていて」分り

ます。「目」と関係がある言葉です。その

点を考えると色を「nashu=nasu=なす」

の「nasu=ナス」は秋茄子は嫁に食わすな

の「nasu=茄子」と同じ語源から派生した

表現、諺だと推測されます。色を「なす=

nashu=nasu」の元々の意味は相手が「幸福

である、良い状態である」事を「羨やましい」

と思う心情だと推測されます。自分の現状に

比べてあまりにも羨ましいと思う相手(嫁)が

幸せなので、嫁に息子を奪われたと思っている

姑は「羨ましい→激昂する」と心情の変化が

あったと推測されます。その状態が色を「なす

=nashu=nasu」と推測されます。「なす」は

「enu=目」と結びついて熟語を作ると推測され

ます。


 アッカド語のアルファベット表記
 は次の通りです。


 アッカド語  日本語   英語


 e'nu     目         eye

 e'nu nashu  羨む        to covet

        羨ましい      to look
        気持ちで      with envy
        見る



 nashu    (他人から権利や)  to take
        や物を取り上げる、 away
        奪い取る、食卓を
        片付ける

       (他人の評判などを)
        傷つける
        

 qa'ta nashu  管理する  to control




Akkadian Dictionary
by
Association Assyrophile de France