新たな出発、門出、旅立ち、花風 3
前に「k=否定を表す接頭辞」と述べました。
「k=h」ですので、「h=否定を表す接頭辞」に
なります。 沖縄では「h-anahu=花風」は古典
音楽を知っている人は誰でも知っています。
「旅立ち、門出、出発」にふさわしい曲です。
「お祝い=楽しい」の反対語は「イライラする、
喧嘩、怒り」の状態です。 「anahu=イライラ
する状態」の反対が「h-anahu=花風」である
事が分ります。沖縄の島を男が三重城近くの
港から出港する船を見送りする時の女の心情
を歌う唄が「h-anahu=花風」になっています。
世阿弥の作品の中で「最高」の踊りは妙花風
と言われているそうです。「花風」だけでも
「落ち着いた」状態、「新規一新、心機一転、
新しい出発、門出」を表しますので歌詞には
花風がないのに「hanahu=花風」と歌の名前
が「花風と名づけられた」のは当然かもしれ
ません。
アッカド語のアルファベット
表記は次の通りです。
アッカド語(A) 日本語 英語
ana'hu (A) いらいら to frustrate
させる
疲れている to be tired
疲れている weary
疲れ切った exhausted
疲れる to run down
注: h の下には小皿のような
発音符号がついています。
参考辞典
Akkadian Dictionary
by
Association Assyrophile de France