2012-03-01から1ヶ月間の記事一覧

タックル・へーとタッキレー: やっつけろと断ち切れ

断ち切れは同じ意味の三つの言葉を並べた言葉かもしれません。即ち「tar=絶」 「chi=チ」「切れ」です。「切る」の首里方言は「chi=チ」ンです。「tar=chi=切る」 だと考えられます。「断ち切れ」と同じ言葉が「tarkudu=takkuru=タックル」へー かもし…

トゥルバイ: 馬鹿ったれと言って良い相手は我が子です

殆どの人は「親に」「馬鹿」と言われた事があるのではないでしょうか。よその子や他人に馬鹿ったれ と言ったら、ひと悶着が起こるでしょう。馬鹿と言って良い相手は「身内、特に我が子」でしょう。馬鹿 の名護方言は「turu=トル」バイです。私も悪い事をし…

走る: 歩く時より歩幅が広いです

歩く時の歩幅と走る時の歩幅を比べると、走る時の歩幅がかなり「長い、広い、大きい」状態 であるのが分ります。「足を延ばす、歩幅を広げる=走る」と言う表現や言葉があっても不思議 ではありません。足で「humu=踏む」と言います。「m=b」ですので「hum…

ヌクサン: 冬は戸締りのしっかりした部屋の入ると温いです

暖かい、温かいのを「nuku=温」イとも言います。名護方法ではヌクハンですが、首里方言では 「nukusan=ヌクサン」です。 どんなに寒風が吹き荒れる日でも風が入らないように「戸」を閉め たら、その戸がピッタリは入り口に嵌ると、お家の中は「温い」、「…

ダルガル: 見たがる人は誰ですか

日本語の語尾に付く「ガル=gal」の意味を考えてみましょう。「知りたがる」のは知ろうとする 「強い意欲がある」「状態」を示しています。「ガル=gal=強い意欲」またはただ単に「gal=状態 を表す語尾」とも考えられます。有名な人が自分の住んでいる地域…

驚天動地

どういう時に「驚天動地」と言う諺を使うかは個人差があるでしょうが、殆どの人に共通しているのは 大地震を経験した時でしょう。現在はその報道をテレビなどで見た時も含まれると考えられます。漢字 の熟語はスメル語を翻訳した物が多いと考えられます。「…

ナイフル: 地表と地中が揺れる、地震

「suna=砂」は「水際にある土」です。砂を分析すると「su=水」「na=土」となります。「ido=井戸」は 「土」を掘った「地中、地下」にある「水場」です。井戸を分析すると「i=地中=地下」「do=水」になり ます。古語では「地震」は「na=地面、地表」…

何処から食うか: 切り口

動物だけでなく人間も肉を食べる時には食べ易い所から食べるようです。食べ易い所は「切り口」です。 刀で切りつけた場所や牙で噛み付いた所です。「kiriguti=切り口」を分析すると「ki=所、場所」「rig=食べる」、 「guti=口」になります。スメル語がそ…

飽きるほど食ったと食い飽きる

同じ意味の二種類言葉を並べて新しい意味の言葉を作る日本語の原則に当てはめる と「食い飽きる」や「飽きる」ほど「 食った」の言葉からは「akilu=食う、食べる」と推測出来 ます。砂糖黍や動物は切り取るか切り殺さないと「食べ」られません。「切りなさ…

豚を潰すと正月用の豚

終戦後10年前後までは普通の農家でも豚を飼っていて正月にはその豚を「潰し」ていました。 豚を「tubusu=潰す」のを別の言葉では「屠殺」と言っていましたが、今は「屠畜」と言っているよう です。潰すの名護方言は「kuru=殺=クル」フンです。潰すを名…

海の幸、山の幸と食べ物が豊富

海の幸や山の幸の「sati=幸」は「産物」で「食べる物」です。そういう事なので 「sati=幸=産物=食べ物」であるのが分ります。どんな動物でも食べる為に「殺し」 ます。「satu=殺」傷します。最近の風潮で「殺す」は使っていけないが、殺人、殺傷など な…

幾何と幾許と幾つ: 幾つの意味が分ると幾何の意味が分ります

老齢になってから病気に罹ると死が近づきます。 死ぬ間近は「matu=末」期と言います。別の言葉では 余命「iku=幾」許もないと言います。何年生きて来たかその年数に関わらず、晩年は末期に近く、余命幾許 もないと言われる時期でしょう。「iku=幾」の音は…

頗る調子が良い

「程度や限度」を表す「bara」行音は日本語にはたくさん有るようです。将来成功 する確率が「高い」なら、将来は「bara=薔薇」色と言います。自分の「能力の限度」 を越えて力を誇示しようとすると「i-baru=威張る」なと言われるでしょう。隠すべき 「範囲…

場数を踏む: 経験豊富な人を表す言葉

何度も経験する、経験豊富な人は「bur=ba=場」数を踏んでいると表現します。 同じ意味の二種類の言葉を並べて新しい意味の言葉を作る日本語の法則から考えると 「bur=ba=場=数=回数など頻度を表す単位」と考えられます。「数」は数字を数え る「単位」…

生きるのに必要な量や許される量: 一日に食べるべき量など

生物は必要な栄養が取れないと生きて行けません。必要な量をかなり超えて取ると病気に罹り 死ぬ場合もありますので食事の許容量は限られています。 「taberu=食べる」と言う言葉の中に その許容量を表す音が入っているならその言葉は素晴らしい表現だと考え…

ロープと心棒: 手繰り寄せるのに必要な物

テグスイ、釣り「糸」を「手繰り寄せる」にはリールが必要です。織物を作る 場合にも「糸」は必要です。織機の糸を手繰り寄せるには「心棒」が必要です。 スメル語では次の通りです。 TARGUL = (手繰り寄せ出来る太い)係留用の綱・ロープ、係留用の棒・ポ…

基地と容器と同期 

基地は軍事基地や宇宙基地などそこから他所へ出発する「場所、地点、特別な区域」です。 容器には色々な種類がありますが、夫々の目的に合わせて作られています。容器は特定の物 が入る「場所」です。 同じ意味の二カ国語を並べて新しい日本語を作る原則から…

半端は半分

逸れ者を半端者と言います。普通の人の常識が「半分」な人を「半端」者と言うのかもしれません。 頭がいかれている、常識の範囲「外」の事をする人は「par=パー」と言われます。 正確には普通の 常識から「半分だけ外れている」人を「par=bar」と言うかも…

雷とブルブル震える

雷が鳴ると「恐い」ようです。恐い対象を並べて地震、雷、火事、親父と言われます。親父が怒ると 「雷」が落ちると表現します。 昔の漫画には雷が落ちる時や親父が雷を落とす時にはクワ「バラ= bala」クワバラと言って「逃げた、隠れた」ようです。恐い時に…

更地にする方法: 建物を取り壊しにかかる

建物を取り壊した後は「土地、敷地」だけが残ります。しばらくは「空地」になるかもしれません。 「土地」に関係がある言葉は「kakaru」かそれに近い音で表現します。建物を壊す時には取り壊しに 「かかる=kakaru」と表現します。建物を取り壊した後の「土…

大入り、水入り: 相撲用語にはスメル語が沢山あります

二人の「力」が大体同じでがっぷり四つになると相撲が長引きます。「力と力」の勝負ですので「水入り」 になります。 ちょっと休憩時間を挟んだ後で勝負を再開します。こういう相撲を「力の入った」大一番とも 言います。見る方も「力」が「入り」ます。「力…

10キロ先まで歩いて何分かかるか

ある「地点」から別の「地点」まで行くのに「かかる=kakaru」 時間は何分かと聞きます。 10キロの距離なら2時間半、150分かかる人が多いと仮定しましょう。 もし200分も かかると言う人がいると「そんなに」「かかる=kakaru」「のか」と言います…

カカシと踵: 地面に関係がある言葉

踵と「kakasi=案山子」は音が似ていますので、同じ意味を含んでいると推測出来ます。 「踵=kakato」は足が「地面」を踏む部分です。「案山=kakasi」は一種の人形を「地面」 に突き刺して立てます。二つとも「地面」に関係があります。所でなぜ「かかし」…

ウマーニ・ケー:  こっちにおいで、こっちに来い

祖父母が孫に「こっち」においで、こっちに来いという場合があります。私のいる所、 私の「近く」に来なさいです。名護方言ではウマーニ・ケーと言います。「こっち」は 「近い」場所です。同じ意味の二種類の言葉または二カ国語を並べて新しい意味の 言葉を…

なぜ人々は力のある人に靡くか: 牛頭を王冠代わりに被る王と蛙

牛馬という言葉があります。 「baku=博」労という言葉もあります。「baka=馬鹿」 という言葉もあります。「牛馬は力の強い」動物です。「牛馬を表す音」が「baka」行音 ではないでしょうか。蛙の鳴き声は牛に似ていると言われます。鳴き方や鳴き声の競争 …

気が狂っている

日本のような村社会では正しい事かどうかではなくて周囲の人と「違った事」 をしているかどうかで、気が「狂っている」かどうか判断する傾向があるようです。 狂っている状態を表す言葉を見ると狂うの「kuru=curu」などの「cra」行音は 英語でも同じ状態を…

サジ加減:  何時、何処で、何を、どの量で止めるか最高の到達点、実現できる限界を決める事

サジ加減は「とても良い所、良い味」など、「坂の頂上、限界」決める事です。そこに 「到達」したら後は下り坂になりますので「最高の状態で止めるのを決断する」事です。 「SA DUG=sadyka=sazika=サジカ」ゲンは「最高の到達点、実現出来得る限界」を 表…

汗水垂らして働く

汗水垂らして働いているならかなりの「重労働」に従事しているか「一所懸命」に働いている 状態でしょう。 「力を振り絞って頑張っている」状態が伺えます。 「asemizu=汗水」の中に 「全力を尽くす」など「力」に関係がある意味が含まれている可能性はない…

好きな物を選んで籠に入れなさい

アッカド語の「kaka」の音には「頭、肝、踵、底」など7つ以上の意味があります。 日本語でも同じです。 メソポタミアの言葉の一つの特徴は「一つの音に沢山の意味 がある」事だと思われます。 好きな物を選んで籠に入れなさいと言われたらそうする でしょう…

入るを量りて出づるを為す

財政の基本原則は「入るを量り出づるを為す」の諺通りです。「収入」より支出が多い状態が続くと 国家の財政は破綻するでしょう。 スメル語を学ぶ前までは「il=入る=収入」だと思っていましたが、 今では「il=入る=税収」と理解できました。 「ilu=イル…