言へぬの語源、言った後は絶交される恐れあり

この世の中では対人関係を重視する
必要があるでしょう。言ってはいけ
ない言葉を吐くと「絶交される」で
しょう。「以外、違反、異国」などの
「i」の音を「a」の代りに用いた言葉
が「言へぬ=ihennu」である事が分か
ります。言葉の語尾だけでなく、語頭
も五段活用していたと推測されます。
「a=離れている」状態ならば「i=a
の否定=くっ付いている、くっ付いて
いたい」状態を表すと推測されます。




 アッカド語のアルファベット表記
 は次の通りです。




 アッカド語  日本語    英語  




 ahennu'    言へぬ、   each
          別れの    separately
          否定、


          側に
          いたい
          



          変へぬ、
          ずっと
          同じ物
          を持つ


          前置詞の
          k は否定




          会へぬ   each
          互いに   separately
          離れた
          状態

       
          一つだけ   singly


        注: ahenna' の変化形




 ahenna'    各々が     each
          離れた    separately
          状態  
   
          一つだけ   singly




 ahe'     開ける     separately
         と離れた     
         状態に
         なる



         離れた      by itself
         所に一人
         一つだけ

 ahish      自分の    on one's
          妻、      own
          彼女


          一人      alone






          区別された  isolated



 ahamma    袴、      apart



           二股に    separately
           分かれ
           ている
           衣服の
           種類


           高窓
          



      注:   h の下に発音符号の
           小皿の印があります。


Akkadian Dictionary
by
Association Assyrophile
de France



The Assyrian Dictionary of
the Oriental Institute of
the University of Chicago (CAD)
Volume 1, part 1
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