待ち合せ、待ち伏せるの語源
誰かと会いたい時には特定の「場所」で決めた
「時間」に「mati=待ち」合せをするのが普通で
しょう。「mati=マチ」の音には「町=場所」と
「モチ=時間=マチ」の意味がある事が分ります。
町の名前を言っただけで会えないでしょう。どの
町のどの通りとどの通りが交差している所か言わ
ないと探すのに苦労するでしょう。「町=mati=
狭くて小さな」特定の地域が原義と推測されます。
沖縄では「小さな近くのお店は「mati=町」屋
「小=グワー」と言っていました。「t,=s,=s」
の変化を考えると「町=mati=待つ=matu=masu
=舛」になります。物量を量る「最小単位」が
「舛」です。「升目」と言う表現もあります。
「特定の場所」で「特定の人」と「特定の時間」
に会う事が「mat,i=待ち」合せである事が分り
ます。待ち伏せも同じです。待ちくたびれるの
は予想外の展開があった時でしょう。「直ぐに
来る」と思っていたのに「大幅な遅れ」があっ
た時です。
アッカド語とのアルファベット表記
は次の通りです。
アッカド語 日本語 英語
mati 何時なの when ?
mat,u 少し、重要でない、little, insignificant
maturru 小さい舟、 a little boat
mat,i'sh 小さい、little
ma's,u 極めて小さい、
微小な、微細な、
十分でない、少ない
to be too little,
to be insufficient,
to fall short
Akkadian Dictionary
by
Association Assyrophile
de France