消えぬと見えぬの語源、水と目

大火事があると火は簡単には消えません。

かなり長い間、火が「見える」でしょう。

その状態を火はまだ消「えぬ＝enu」とも

言います。「消えぬ」の中に「e'nu＝目と

水」が含まれている事が分ります。火が

消えたら火はもう見「えぬ＝enu」と言い

ます。見えぬの中にも「e'nu＝目」が含ま

れています。

　アッカド語とヒエログリフのアルファベット
　表記は次の通りです。

　アッカド語(A)　日本語　　　英語
　ヒエログリフ(H)

　　　　　　　　　　
　e'nu 　　　　 目　　　　　eye
　

注 i'nu の変化形

　i'nu　　　　　目　　　　　　eye
　

　i'nu　　　　　泉　　　　　spring,

　　　　　　　　水が　　　　fountain
　　　　　　　　 湧く所

　　　　　　　　 水がある　　well
　　　　　　　　 所、井戸
　

　inw　(H)　　　魚の　　　 　bulti
　　　　　　　　　種類　　 　　fish

　inw　(H)　　　病気の　　 　symptom
　　 　　　　　　　症状　　 　　of disease

　inw　(H)　　　悪魔　　 　　demons

　i'na　　　　　目　　　　　eye
　　　　　　　　複数 　　　 (dual)

　　　注１：　　　　i'n は i'nu の変化形
　　　注２：　　　　h 　の下に発音符号の
　　　　　　　　　　　　小皿の印があります。

　i'n X　　　　　喜びを　　　　to please
　maha'ru　　　与える　　　　　X
　　　　　　　　 目つき
　　　　　　　　 をする

　　　注１：　　　　i'n は i'nu の変化形
　　　注２：　　　　h 　の下に発音符号の
　　　　　　　　　　　　小皿の印があります。

　digil i'ni　　視力　　　　eyesight

　　　　　　　　見える　　　vision
　　　　　　　　状態

　agap i'ni　　 睫毛　　　　an eyelash

　　　注１：　　　　i'n は i'nu の変化形
　　　注２：　　　　h 　の下に発音符号の
　　　　　　　　　　　　小皿の印があります。

　digil i'ni　　視力　　　　eyesight

　　　　　　　　見える　　　vision
　　　　　　　　状態

　agap i'ni　　 睫毛　　　　an eyelash

　kappi e'ni　　目蓋　　　　man eyelid

Akkadian Dictionary
by
Association Assyrophile
de France

シカゴ大学アッカド語辞典
I/J の参照ページ
１５５
１５７

Mark Vygus の
ヒエログリフ辞典
の参照ページ
１１００
　３８８
　３８７
　３８１
　３８３