カマチの語源、食べさせて、奢って機嫌を取る

「b=m」の変化に気づくと「kabuttu=kamuttu」

の変化が分ります。人を自分の家に「招く」事

は一種の「接待」です。客が「良い気持」になれ

るようにします。お家に入る事は「上がる」と言

います。 入口には上がり「框=kamatti=kabatti=

kabattu=気持」があります。 その言葉だけでも

「接待」の意味があるようです。 沖縄のオバーの

カメーカメーは有名だそうです。「カメー=接待」

と見なせます。「食べさせて」の名護方言は「噛む」

が入っている「kamatti=噛マチ」です。 「気持=

kabattu=kabatti」の変化形の「kamatti=カマチ」が

入っている事が分ります。「食べさせて、奢って」

機嫌を取る事が「食べ物=ムヌー」「kabattu=

kabatti=kamatti=噛マチ」から「帰しなさい=

ケーシェー」と言います。



 アッカド語のアルファベット表記
 は次の通りです。


 アッカド語  日本語   英語


 kabattu    肝、     liver,
         内部に   the inside
         ある物 
                
         心     mind
         
         気分    mood

         感情    emotions

         考え    thoughts

         精神    spirit

 nummur    幸せな   happy
 kabatti     気分    mood

 kabatti     kabattu の変化形

 kabtu     重い     heavy



シカゴ大学アッカド語辞典
K の参照ページ
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Akkadian Dictionary
by
Association Assyrophile
de France