刈る、苅る、狩る、語源は稲刈り
草を「karu=刈る」と言います。今の私たちは
草を刈ると言う時の草は雑草でしょう。大昔は草
を刈るの草は「稲」で、「karu=刈る」物は稲刈り
の「稲=稲穂=穀物の穂がある茎」だったと推測
されます。稲穂は稲刈りをした所で「積み重ねる」
習慣が以前はありました。沖縄には嘉手苅という
姓があります。この姓は宮古郡島の多良間の姓の
場合は「嘉手苅=qade-karu=qade-kari=嘉手苅」
と変化しているそうですが、「かでかる=嘉手苅」が
古い表現だと推測されます。「苅り」と読むのは共通
語の影響だと思われます。「de=te=手」の変化が
考えられます。「嘉手苅」の「kade=qate=qati=
qatu=手」の変化が推測されます。手掴み、両「手
=qati」で「掴む」事を名護方言では「qati=カチ」
「ミン=min=両=二つ」と言います。両手で「karu
=刈る」動作が「終えた」後で肩に持っていき「qatu
=担」ぎ、それを一カ所の積み上げて保管します。
アッカド語のアルファベット表記
は次の通りです。
アッカド語 日本語 英語
シュメール語
(大文字表記)
qa'tu (A) 手 hand
2
動物の paw
足、特
に前足
取っ手 handle
qatu' 終った finished
A
勝ち
完成した completed
全てを為し
終えた
最後の final
全部の entire
karu (A) 穀物の grain
保存 store
注 シュメール語の
GURU に相当する
karu' 大盛り pile of
A の穀物 barley
MIN 2、両 two
Akkadian Dictionary
by
Association Assyrophile
de France
ペンシルバニア大学
シュメール語辞典