疾風、疾うに、トー・トー 2
私の飲める許容限度は疾うに過ぎた、終った
と言う時に、沖縄方言では「トー・トー」と言い
ます。これは沖縄独特の表現だと思っていました
が、共通語のとっくに終った「疾う」に「終った」
の「トー=疾う」と同じである事に気づきました。
疾うの入った漢字の熟語には「t,uppu=s,uppu=
sippu=疾風」があります。「疾う=to'=tou」と
読みますすので「t,uppu=toppu=疾風」が正しい
読み方と推測されます。つまりあっと通り過ぎた、
「既に」通り過ぎた「突風=toppu=疾風」と推測
されます。アッカド語辞典に「already=過ぎた、
既に過ぎた」を入れると「突風=t,uppu=s,uppu=
疾風」が出て来ます。運命と言うといつ「死ぬ」の
かが頭に浮かびます。「shi=死」が近づくと「matu
=末」期です。終は「shimatu=死末」と書くべきで
しょう。始末に負えないの始末は誤用と推測されます。
アッカド語のアルファベット表記
は次の通りです。
アッカド語 日本語 英語
t,upshima'tu 運命が tablet of
書かれた destiny
板、表
運命、死 fate
が既に (where
書かれた each one's
書類 lot is
already
written)
t,uppu 書類 document
書かれた tablet
板、表
shi'mtu 運命 fate
運命 destiny
宿命 lot
死 death
遺言書 a testament
遺言 a will
Akkadian Dictionary
by
Association Assyrophile de France