良いチムエー、埋めた場所を覚える、宝物

積むの名護方言は「t,imu=チム」ンです。

「積む=tumu=timu=チム」の変化が分り

ます。即ち「u=i」の変化は普通に見られ

ます。「tu=心=ti」、「心=積む=tumu=

timu=心=肝」と推測できます。「心で思う

=tumo=積」りです。「チム=キモ=肝=

気持=思い」から「tum=tim」が推測され

ます。「tum=tumo=積」る「思い」は「肝

=kimo=timu=tum」か頭、おつむ、「頭=

つむ=tumu=tum」でも感じるようです。

良い「思い」をする、良い「気持」の時は

名護方言では良い「tum=timu=チム」エー

と言います。人生で一番大きな買物は土地

とお家と言われます。土地の所有者は、もし

隠す宝物があると、宝物を自分の土地の

「何処」に「埋めた」か「kitum=kitim=

キチン」と覚えておくようにします。そう

しないと必要な時に取り出せません。鎌倉

幕府は御家人の「土地のゴタゴタを上手く

処置した」ので武家社会を「統治できた」

と言われます。御成敗式目貞永式目

その役目を果たしたそうです。土地や場所

を表す「基地」も同じ意味の二種類の言葉

を並べた言葉です。即ち「基=ki=地」です



アッカド語とシュメール語のアルファベット
表記は次の通りです。


アッカド語 日本語 英語
シュメール語
(大文字表記)


tum 自分の土地

KI 場所 place
土地 ground


KI TUM 埋める bury


bitum 統治 administration







シカゴ大学アッカド語辞典