武士は食わねど高楊枝:我が殿に忠誠を尽す

 日本で一番誤解されている諺は武士は

「食わねど」高楊枝」でしょう。 この諺

は「見栄や気位」と関係あると解説され、

それに同意する人が大部分でしょう。この

解説の一番の間違いは武士とは何か、武士

の「本分」を弁えていない事です。 武士

の本分は、自分の殿様に「忠誠を尽す」事

です。「待遇に関係なく自分の殿様に尽す

事」です。 その事を「良い物が食えるか

どうか、食事に例えてい」るのです。「良

い物が食えるかどうか=良い待遇かどうか」

に関係なく「自分が仕えている殿様に尽す

事」、それが「武士の本分」です。 即ち

「kua'nu=kuwane=クワネ・ド=忠誠を

尽す=武士の本分」への、間違った当て字

の「食わねど」の為に諺の意味が誤解され

てしまっているのです。


  アッカド語のアルファベット表記は次の通りです。



  アッカド語  日本語     英語


  kua'nu    忠誠を尽くす  to be royal



Akkadian Dictionary
by
Association Assyrophile de France