きたす、悪い症状になる、木のように動けなくなる

 悪い状態になると支障を「きたす」と表現します。

なぜ「きたす」が「悪い」意味になるのでしょうか。

沖縄方言では「xsa=草」が「悪い」意味に使われ

ます。名護方言では「威張る」は「クサ」ブキンで、

怒るは「クサ」ミクンです。共通語でも人を「悪い」

気持にさせる時には「xsa=腐」すと言います。「草」

や「木」は「その場から動けない」ので、動こうにも

動けない「悪い」状態を表すと推測できます。日本語

には「木」が入っている言葉で「悪い」意味の言葉が

多い気がします。「気が気でもない」も「気=木」と

考えると分り易いです。「動こうにも、対策を取り

たくても」「動けない」状態が「気が気でない」と

推測できます。


  ヒエログリフとシュメール語のアルファベット表記
  は次の通りです。


  ヒエログリフ  日本語    英語
  シュメール語
 (大文字表記)


  xt       木材     wood     

          靴は
          木製が古いと
          推測できます

          材木     timber

          木      tree

          森      woodland

          棒切れ    stick

          棒、ポール  pole

  xt       火      fire

          燃える物質、
          木が燃える時
          に見られる物


  xt        色々な事   things

          財産     property

          所有物    possessions


  LU       人      person

          


ヒエログリフ辞典
の参照ページ
791
736
738


ペンシルバニア大学
シュメール語辞典を
参照