芋づる式

  メソポタミアの言葉、シュメール語とアッカド語

が分ると日本語の「芋づる」式も、メソポタミア由来

の言葉だと分ります。殆どの「t,urru=蔓」は地上で

木やフェンスなどの人工物に巻き付き、絡み付き延び

て広がります。地上で「t,urru=蔓」や葛になるだけ

でなくて、「im=地」中に出来る「芋」が「t.urru=

蔓」状になっているのがあります。 芋づるは「imo

t,urru= im t,urru=地中の蔓」と分析できます。

名護方言の「umu'=ウムー」は日本全国ではさつま

「芋=imo=im」と言われています。沖縄から薩摩を

経由して日本全国に広がった事が分りますが、その

元々の言葉はシュメール語の「土や泥」の中に出来る

物であるのが分ります。 ガガイモなども地上に蔓が

出来るだけでなく「im==imo=地」下にも蔓が出来

て、それが膨れて「芋」になっています。地上の茎に

出来るのは「ムカゴ」と呼ばれています。オキナワ・

サルトリイバラは、名護方言では「サンチラー」と

言われているようです。共通語では「サンキライ」

です。「イバラ」ですので、地上では「蔓」となり

延びています。その根っこには「芋=塊根」が出来

久米島紬などの染料として使われているそうです。


  シュメール語とアッカド語のアルファベット表記
  は次の通りです。


  アッカド語  日本語    英語
  シュメール語
 (大文字表記)


  IM      土、粘土   clay
         泥      mud

  t,urru    紐      string

         糸      yarn

         帯、包帯   band

         金属製    wire
         の紐

         束ねる    twine 
         巻く
         絡み付く

         羊毛や髪で  of wool
         出来た物も  or hair
         ある



シカゴ大学アッカド語
アッシリア語)辞典
T, (Tet) の参照ページ
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