頬被り、知らんぷり、隠す、わだかまり

 頬被りは被膜の「被=膜」のような物で、

顔、頬を「覆う」事です。「そういう姿」を

していると、自分の顔を「隠している」ので

誰が誰か分らない時があります。「qamu=被」

りの音は「隠す」状態を表すと推測できます。

わだかまりの「qamalu=qamali=カマリ」も

「怒り」を「覆い隠す」状態を表すようです。

自分の気持を良く理解してくれる人には心を

打ち明けます。相手を「腹に据えかねる」と

思っている、相手との間に「怒り」の一種、

「腹=腸=ワター=ワダ」「かまり=qamali

=qamalu」があると「心の内を晒す事はない」、

心の中に「仕舞っておく」でしょう。


  アッカド語のアルファベット表記は次の通りです。


  アッカド語  日本語    英語


  kama'lu   怒る     to become angry

         怒っている  wrathful 


シカゴ大学アッカド語
アッシリア語)辞典
K の参照ページ
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