焚かずと炊く、戦闘中と平和の時

 民家の竈からの煙が余り出ていないのは生活が苦しい

からだろうと、仁徳天皇が税金を少なくした話が古事記

にあります。ご飯を「taku=炊く」事ができるのは生活

が安定している証拠、戦争がない状態であると推測でき

ます。ご飯を「taku=炊く」と煙が出ますので戦争の時

ならば、「taku=焚く」火を敵に見せないように努力す

るでしょう。薪などを「takazu=焚かず」に用心します。

最初に火を焚くのは狼煙ですので、そこを攻撃される事

はないでしょう。火を「takazu=焚かず」に用心するの

は「戦地で敵と闘っている時、戦闘中」と推測できます。



  アッカド語のアルファベット表記は次の通りです。


  アッカド語  日本語   英語


  ta'hazu    闘い    battle


  注: h の下に小皿のような発音符号があります。


シカゴ大学アッカド語
アッシリア語)辞典
T の参照ページ
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