マカイ: お椀

賄うに含まれている「makana」
の音は「食事」と関係があると
分ります。日本は北京語では
「riben」ですので「n=r=l」
の変化が推測できます。賄う
は「makana=makala」行音に
なります。沖縄方言では
「r, l」は脱落する場合が多い
ですので「makali=makai
マカイ」になります。「お椀」
は「食事」には欠かせません。
沖縄方言では「お椀=makali=
makai=マカイ」です。離乳する
のは乳離れして食べ物を「食べる」
事です。離乳するのを名護方言では
「aka'lin=アカーリン」と言います。
蝿や魚など全て動物は他の命を食べて
生きています。蝿が「takalu=集る」
のも、魚が釣り針に「kakalu=かかる」
のも食べ物、餌を「食べる」為です。
食「事=zi」や食「餌=zi」には「zi=
命」を食っている事が表現されています。
「食い下がっている」ように見える
抽象的な概念も「食う」と表現される
ようです。舟が「錨、アンカー」を
下ろしたり、岸壁、バースに繋がれて
いる状態が錨が海底を噛んでいる、
ロープが岸壁を噛んでいるとみなす
人々もいるようです。アンカリッジ
の音もアッカド語の「aka'lu」と殆ど
同じです。

アッカド語とシュメール語は次の通りです。


aka'lu = 食べる、英語では to eat

ma'ka'lu = 食事、英語では meal

maklutu = 投錨する、アンカーを下ろす、停泊
英語では an anchorage, a berth
ZI = 命、英語では life