神無月は旧暦の十月です

なぜ旧暦の十月を「kanna
神無」月と言うのでしょうか。
多分この呼び方も人類が初め
て暦を作ったメソポタミア
言葉と関係があるでしょう。
神無月は今年起ったの出来事を
振り返る為に「昨日の= kino'no
=kinu'nu」、昨日までに起きた
事を話し合う為に神々が集まった
月のようです。ところで年の初め
旧正月の頃です。この頃は沖縄
では「nisan=ニサン」月と言い
ます。共通語に直すと2〜3月
です。メソポタミアの年の初めの
月は「nissan」です。年の暮れは
12月です。メソポタミアの11
〜12月は「ITI」が入っています。
年の初めと年の暮れを表す日本語と
シュメール語やアッカド語が似て
いるなら10〜11月を表す日本語
も似ているのは当然でしょう。
シュメール語の旧暦の10月頃は
「kinu'nu」です。「kinu'nu=kanna
と変化したと考えられます。英語の
解説は太陽暦新暦で旧暦とは違う)
ですので、1〜2ヶ月遅い月になって
います。アッカド語辞典の解説を見る
と第何番目の月の解説と英語での解説
に食い違いがあります。今後この件は
改定されるのではないでしょうか。



シュメール語とアッカド語は次の通りです。


kinu'nu =  第10の月、10〜11月、アッカド語
          英語では tenth month of the year, approximately October-Novemver

ITI.GAN = 第9?の月、11〜12月頃、シュメール語
英語では approximately November-December

Nisannu = 年始、年初を祝い、挨拶回りをする時期、 沖縄方言のニサン・ガチと同じ、 アッカド語
          英語ではfirst month, approximately March-April

Nisangu = Nisannu の変化形

Ni'ssa'n = 4月、アラビア語、英語では April